本日は、アイルランド語学留学やワーキングホリデーの計画を立てる際、非常に重要になる「語学学校の繁忙期と」「渡航する時期(シーズン)」の選定です。
アイルランドの語学学校には、ヨーロッパ全土から学生が集まる「繁忙期(ハイシーズン)」と、落ち着いた環境で学習に集中できる「閑散期(ローシーズン)」、「両者の間の中間期(ショルダーシーズン)」の3つのシーズンが存在します。それぞれの特徴とメリット・デメリットを比較し、留学エージェントの視点からどちらがおすすめであるかを解説します。
各シーズンの概要と期間
アイルランドの語学学校における時期の区分は、下記の通りです。
| シーズン | 期間 | 主な特徴 |
| 繁忙期(ハイシーズン) | 6月 〜 8月(夏季) | ヨーロッパからの短期留学生が急増し、避暑地として有名なアイルランドは、国全体で最も観光客も留学生が多い時期で、学校や街が最も活気にあふれています。渡航者は主に学生が多いです。 |
| 中間期(ショルダーシーズン) | 9月、10月、3月、4月、5月 | 大学生の短期留学生とEU圏外の長期留学生が多いです。短期留学生はハイシーズンを外して落ち着いた環境を求めがている多い傾向です。 |
| 閑散期(ローシーズン) | 1月、2月、11月、12月 | ヨーロッパからの留学生が極端に減り、長期留学生が多い時期です。11月~12月はクリスマスシーズンのメリットがありますが、1月~2月はメリットが少ないです。 |
1. 繁忙期(6月〜8月)の特徴とメリット・デメリット
夏季の6〜8月は、アイルランドが一年で最も美しい季節を迎えるため、世界中(特にヨーロッパ圏内)から数多くの留学生がダブリンや各都市に集まります。
◎ 繁忙期のメリット
- ヨーロッパ系の留学生と出会うチャンスが非常に多い: フランス、スペイン、イタリア、ドイツなどの近隣国から、有給休暇や夏休みを利用した学生が爆発的に増えるため、国籍比率が非常に豊かになります。
- 気候が非常に穏やかでアクティビティが充実: 日照時間が長く(夜22時頃まで明るい)、学校主催の放課後や週末の日帰り旅行の開催も増え、街全体がとにかく賑やかです。
- 猛暑とは無縁の日々:アイルランドはヨーロッパの中で避暑地として有名です。夏の時期にトータルで10日前後は30度を超える日がありますが、基本的には猛暑とは無縁です。夏の時期でも観光客や留学生はライトダウンジャケットを羽織っている方も多く、寒いと感じる方もいます。熱いのが苦手な方はアイルランドに快適な夏を求めて渡航されます。
⚠️ 繁忙期のデメリット
- 渡航日直前の滞在先の確保が困難:アイルランド留学は渡航希望日の2カ月前のお申込みでも間に合うことが多いですが、繁忙期については3カ月前の予約でも空きがない場合があります。
- ハイシーズン追加料金が発生する: 多くの語学学校で、6月〜8月にかけて「滞在費」に週あたり数十ユーロの夏季追加料金(High Season Supplement)が上乗せされます。
2. 中間期(9月、10月、3月、4月、5月)の特徴とメリット・デメリット
中間期は、夏の繁忙期(6〜8月)と冬の閑散期(11〜2月)の間に位置します。この時期は日本を含むアジアの大学生の長期休暇(春休み・夏休み明け)の需要を含みますが、欧州からの短期留学生が少なくなります。しかし欧州からの留学生の中で、賑やかすぎる環境を好まない方が多く、あえて時期をずらす方もいます。
◎ 中間期のメリット
- 留学コストを抑えつつ穏やかな気候で生活できる: 多くの語学学校で設定されている「夏季追加料金(High Season Supplement)」の対象外となるため、学費や滞在費を大幅に節約できます。特に5月や9月は、夏に近い良好な気候でありながら、コストを最小限に抑えられるという大きな利点があります。
- 短期・長期の留学生が程よいバランスで在籍する: クラスの人数が適正規模に落ち着くため、講師からのフィードバックを密に受けやすく、学習効率が向上します。
⚠️ 中間期のデメリット
- 航空券の価格が日本の大型連休に左右される: 3月(春休み)や5月(ゴールデンウィーク)は、日本発の航空券が高騰しやすいタイミングと重なるため、渡航日を数日ずらすなどの微調整が必要となる場合があります。
2. 閑散期(11月~2月)の特徴とメリット・デメリット
閑散期は、欧州からの短期留学生の流入が極端に細くなる時期です。学校の規模自体がコンパクトになり、長期留学生が主体となるのが最大の特徴です。また、ヨーロッパのおいてクリスマスは家族と過ごす時期であり、多くの方が国へ帰るため、わざわざこの時期に留学生が来ることは少ないです。また、1月はヨーロッパ全体的に留学や旅行を含めて人の移動が少なくなります。
◎ 閑散期のメリット
- 少人数制のクラスで、英語のアウトプット量が最大化する: 夏の最盛期に比べて1クラスあたりの生徒数が大幅に減少するため、講師の目が一人ひとりに行き届きやすくなります。授業中の発言機会やフィードバックの回数が自然と増えるため、集中して英語の基礎力を底上げするには最高の環境が整います。
- 長期留学生同士の深く緊密なコミュニティが作れる: この時期に在籍している学生の多くは、半年以上の長期語学留学やワーキングホリデー層です。そのため、現地で長く付き合える親密な友人関係を築きやすく、フラット(シェアハウス)やアルバイト探しなどの情報交換も密に行われます。
- 11月〜12月は「クリスマスシーズン」の文化を体験できる: 11月から12月にかけては、アイルランドの街全体が美しいイルミネーションに包まれ、伝統的なクリスマスマーケットや現地の家庭文化を最も身近に体験できるという、この時期ならではの大きな醍醐味があります。
- 渡航コストを最小限に抑えられる: 夏季追加料金が一切かからないほか、日本発の航空券も年間を通じて最も安価な時期(※年末年始を除く)を選べるため、初期費用を節約することができます。
⚠️ 閑散期のデメリット
- 1月〜2月は「気候・生活面でのメリット」が極めて少ない: 冬場のアイルランドは日照時間が非常に短く(夕方16時過ぎには日没)、曇りがちで冷たい雨の降る日が多くなります。この寒さと天候の影響により、観光地や一部の店舗が短縮営業になることも多く、1月〜2月は現地での生活に慣れるまで体調やメンタル面の管理が難しくなる場合があります。
- 現地の求人数(アルバイト)が一時的に冷え込む: クリスマス商戦が終わった1月〜2月は、現地の飲食店や小売店の売り上げが落ち着くため、ワーキングホリデー層のアルバイトの新規求人数が一時的に減少する傾向があります。この時期に渡航する場合は、仕事が見つかるまでの生活費に余裕を持って渡航する必要があります。
- 国籍率が偏りやすい:長期留学生が増える時期なので、ヨーロッパ圏からの留学生が減ります。そのため、ヨーロピアンとかかわってみたいと思っている方からすると、生徒が少ない為、不満におまわれる方が一部います。
- 高校生の研修時期:語学学校によりますが、閑散期にヨーロッパ圏の高校生のグループの渡航が活発になります。グループ留学扱いになるので、成人と同じクラスにはなりませんが、ラウンジなどの共有部分はシェアとなるので、留学生よってはティーン特融のに騒がしさが苦手な方もいらっしゃいます。
留学エージェントがおすすめする「渡航時期」
留学生が何を望んでいるのか、目的や滞在期間によって、おすすめすべき時期は異なります。また、会社や学校の都合により渡航時期を選べない方もいらっしゃいます。
個人的に「いつがおすすめですか?」と聞かれれば、「3月~5月もしくは10月」です。あえてお勧めしない時期を答えないとダメなのであれば「1月と2月」です。
ご自身の渡航可能時期やライフプランに合わせて、最適な渡航時期のご提案いたします。時期選びに迷われている方は、ぜひお気軽に下記のお問い合わせフォームより無料カウンセリングをご利用ください。
