こんにちは。
本日はお問い合わせでよく聞かれるテーマのアルバイトについてです。
アイルランドでは、学生ビザでもワーキングホリデーでも現地でアルバイトをすることが出来ます。※学生ビザの場合は条件あり。
2023年5月位までは、「仕事が見つかりません」連絡がそんなになかったのですが、最近「仕事が見つからない」や「フルタイムで働けないです」の連絡が増えているので、下記順番でご案内します
仕事の見つけ方と企業からの連絡
日本では、求人サイトや求人雑誌を見てアルバイトに応募することが多いと思います。
アイルランドでは、主に3つの応募方法があります。
①直接お店にCVを持って行く
②オンラインで応募する
③友人・知人の紹介
直接お店に履歴書を持って行く
お店に求人の貼紙がある場合は、直接お店に履歴書を持って行き、「働きたい」という事をお店の方に伝えます。求人の貼紙がなくても、どうしても働きたいお店があれば、一度空き状況があるのかや働きたい意思を伝える方も居ます。貼紙がないだけで、募集している可能性も十分あり得ます。
この方法は勇気がいりますが、多くの留学生が実践している方法です。緊張するのは初めだけです。この場合の採用率は、ダブリンで30枚、コークやゴールウェイだと20枚配ると、少なくとも数件（2～3件）からは連絡がある事が多いです。
私がアイルランドでアルバイト（パブやお土産屋さん等）していた時も、履歴書を持ってきた方は居ますが、忙しかったらその辺に適当に置くし、気づいた時には濡れていたり、そもそも担当者にわたっていない事や履歴書紛失もあります。その反面、履歴書を保管していて、数カ月後に連絡がある場合もあります。すでに求人が締め切られている場合もあれば、状況が満たされていない場合もあります。5件程度しか配っていなくて、仕事が見つからないと連絡が来ることありますが、配る枚数が少ないかな…と思います。
仕事探しも、見つかるときはすぐに見つかるし、見つからない時は「負のループ」のように見つかりません。弊社で求人情報が入れば、インスタやTwitter（X)で紹介しています。
オンラインで応募する
オンラインで探すのが一番難易度が高いかと思います。日本と同じように求人サイトで探しますが、「連絡が全く来ないです」とよく連絡が来ます。しかし、中には求人サイトからTESCOやLidl, 病院関係でお仕事が見つかっている方がいるのも事実です。オンラインで応募するのは、自宅で気軽に出来るので気になる求人があればどんどん応募しますが、採用率は最も低いですが、オンラインでお仕事が見つかっている方も居ます。
友人・知人の紹介
一番採用率が高く、すぐにトレーニング（研修）が開始される率が高いです。条件さえ合っていれば、すぐに採用されて働ける方が多いです。
企業からの連絡
上記3つの方法で仕事探しをしていると、企業からメールや電話で連絡があります。「一度面接に来て」と言われる事もあれば、「いつトレーニングに来れる？」と聞かれる場合もあります。
50件以上、応募しているにも関わらず、全く返信がない場合は何かに問題がある可能性が高いです。弊社ではお申込者を対象に履歴書のサンプルやお仕事の探し方について、渡航前にご説明しています。アイルランド到着後に30件以上履歴書を配っているにも関わらず、仕事が見つからない方はご連絡下さい。
トレーニング（研修）と採用率
面接が終わると、トレーニングを行う事が多いですし、面接とトレーニングを同日に行われている事もあります。このトレーニングは、日本の研修と思って頂けると分かりやすいです。通常は研修期間も最低賃金の時給が発生し、1週間以内に本採用が決まる事が多いです。
私の経験上や生徒さんからのお話を聞く分では、トレーニングまで行けば採用率は90％以上です。何件もトレーニングしているのに、採用されない場合は何かしら問題がある可能性があります。こちらも渡航前オリエンテーション時お話をしていますのでここでは割愛致します。また、2週間以上も研修が続いたり、お給料が支払われない等はアイルランドの一般的なルールからは逸脱しています。
アイルランドで見つけやすい職種
実際にどのような職種が仕事が見つかりやすいかについてですが、
★アジアンレストラン
★アジアンマーケット
★クリーナー
★地元の飲食店（レストラン、カフェ、パブ）
★ベビーシッター
■宿泊施設（ホテル、ホステル、B&B）
■お土産屋さん
■スーパーマーケット
■その他物販系
が非常に多いです。
★→英語力がなくても見つかる場合がある
■→ある程度の英語力を求められる
「珍しいな…」や「凄い！」と過去に思ったのは、介護施設、病院、空港スタッフ、一般事務等です。このような職種は、見つかりにくく、語学力も求められるので難しいかな…と思いますが、可能性が０ではないです。
アイルランドの最低賃金と1カ月の収入について
アイルランドの最低賃金は、毎年1月に更新され、基本的には値上げされ続けています。
2023年8月現在のアイルランドの最低賃金は下記の通りです。
| 年齢 | 最低賃金 | 1カの収入（パートタイム） | 1カ月の収入(フルタイム） |
| 20歳以上 | €11.30 | €904 （￥143,582） | €1,808 （￥287,165） |
| 19歳 | €10.17 | €813.6 （￥129,224） | €1,627.2 （￥258,448） |
| 18歳 | €9.04 | €723.2 （￥114,866） | €1,446.4 （￥229,732） |
| 18歳未満 | €7.91 | €632.8 （￥100,508） | €1,265.6 （￥201,015） |
上記が1カ月の収入です。
フルタイムで働く場合は、現地で稼いで生活することが十分出来ますが、パートタイムの場合は家賃の金額や生活の仕方に左右されますが、パートタイムだけの収入で生活出来ます！と断言はしにくいです。
アイルランドでクビになることはある？
これは書くかどうか凄く悩みましたが、問い合わせが多いので少しだけ触れようと思います。職種や働き方により異なりますが、「明日から来ないでいい」と言う話はあまり聞かないです。職場の状況によっては、人員削減などの理由によりやむを得ない状況はあります。
しかし、少しずつシフトの数を減らされたり、勤務時間が短くなったり、早上がりが多くなったりという話は聞きますが、一度の失敗で責められるというのはあまり聞かないです。
私が過去に働いていた時も、オーダーミス等をしたことありますが、チャンスをくれることが多かったです。どの職場で働いても、シフトを減らされ続ける等があれば、何かがおかしいです。細かな話を聞かない事にはなんとも言えないですが、こちらもそういう状況になった場合に連絡頂ければ対応致します。
まとめ
アイルランドの住宅問題と同じで、ある程度仕事探しは苦労しますが、全く働けなかった方は居ないです。トレーニングをする機会まで行けば、働ける可能性が高いです。フルタイムで働く方は、アイルランドでの収入だけで生活出来ますが、パートタイムの方は少し不安があります。
弊社ではお申込者を対象としてサポートを行っています。急に履歴書を送られ、添削の依頼をされる方がいますが、こちらも現地サポートをお申込みされている方が対象です。自己手配されている方や他社エージェントにお申込みされている方のサポートは行っていませんので予めご了承ください。また、お仕事の情報が入れば、インスタやTwitter（X）で紹介しているのでフォローして頂けるといいかなと思います。
以上がアイルランドのお仕事探しについてでした。
