アイルランドの医療システムは?「GP」って何?

こんにちは
本日は、アイルランドが採用している医療制度「GP」についてです。

ヨーロッパでは、多くの国がGP制度を採用しています。
GPとは、「General Practitioner」の略で、日本語ではかかりつけ医や家庭医等と言われています。

アイルランドに到着後にGPの登録を行いますが、登録出来ない病院も多いので、GP登録にも時間がかかります。ホームステイ先のご家庭のホームステイや語学学校が提携している場合もあります。現状、体調不良がない場合は事前に登録しない方が多いです。

日本に馴染みのない制度ですが、一般的にGP制度を利用している国ではどのような症状でもご自身が登録しているGPに行きます。

GPに行き、お医者さんが専門医の診察が必要と判断すれば、紹介状を持って大きい病院に行くのですが、予約の電話が来たり手紙が届く事が多いです。

アイルランドは、GPを予約してから診察するまでに、1カ月前後かかる事がよくあります。また、GPに連絡をしても、薬局に行ってと言われる事も非常に多いです。

日本人の感覚からすると、「何で病院に行けないの?」となりますが、アイルランドの感覚からすると、「そんなんで病院に行くの?」と思われる事も多いです。私にもよく病院関係の相談は来ますが、まずは薬局に行ってみて下さいと伝えています。

薬局で購入できない薬が欲しかったら病院に行くのですが、欲しい薬を貰えるかどうかは別の話です。
なので、目薬、点鼻薬、喉の薬、アレルギー、風邪薬、胃薬、ビタミン系、痛み止め、便秘薬、吐き気止め、痒み止めのクリーム、保湿クリームで対応できる症状なら、一度薬局に行くのが一般的です。

市販薬で対応して、どうにもならなかったらGPに行くと言う方が多いです。

次回のコラムでは、GPとは別のWalk in病院のご紹介です。

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この記事を書いた人

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