ホームステイでトラブルは起きるの?~学生視点~

こんにちは
Japan Ire­land Adven­tures Ltd, アイルランド留学情報のAmiです😊

本日はホームステイでのトラブルについてです。
弊社にお申込みされている方については、事前にホストファミリーで起きうる可能性がある「不満」は事前に伝えています。事前に説明している事はこちらのブログにまとめています。

多くの事が文化の違いによるもので、本当に家を早急に退去しないといけないような事例はほとんどありません。
弊社では過去に1件のみトラブルがあり、こちらはホストファミリー側に過失があり、シングルルームの部屋を予約していたのにも関わらず、シェアルームを学校も把握していない状況でした。
起きてしまった事は仕方ないので、シングルルームとシェアルームの差額を学校が返金対応すると言う形でした。

この事例を除いては、本当にトラブルと感じる事はなく、多くがコミュニケーション不足です。
また、お申込みの前にホストファミリーについてはあえて大げさにホストファミリー問題を伝えています。
逆に言えば、ある程度「食事問題」や「寒さ問題」、「シャワー問題」は覚悟して渡航されている方が多いので、「ホストファミリーは良かった」と言われる方が多数です。

その中でも、この1年で生徒さんから頂いた声で、肯定的な意見

・とても居心地がよく、常に気遣っていただきました。毎晩のディナーでその日あったことを会話したり、とても良い経験でした。 現在でもたまに遊びに行ったりと、良い関係が築けました。

・ホームステイ先の方もとても親切で、ご飯は必ず一緒に食べてくれますし、休みの日は一緒に出かけたり、英語の勉強も親身になって教えてくれました。とても満足です。

・ホストマザーもルームメイトも優しく、食事も立地も良かったので楽しめました。

可もなく不可もない意見は、

・とても親切ではあったが、ご年配のご夫婦だったのであまり一緒にお話しできるような状況ではなかった。

・すごく親切な家族でしたが、他人と一緒に生活するのがしんどかった。住まわせてもらっているとか、これはわたしの物じゃないから慎重に丁寧に綺麗に扱わなければ、という意識が疲れた。

否定的な意見は、

・部屋にカビが生えやすく、臭いが気になりました。

・ホストファミリーの酒癖が気になった

・ペットの犬のしつけが気になった

などがありました。

ホストファミリー滞在中に、「これって普通ですか?」って聞かれた事や相談された事は、

・ヨーロッパの旅行について聞いても教えてくれない
・ご飯を食べる時間が違う
・シャワー、トイレの使い方を指摘された
・ホストファミリーとの会話が続かない
・ご飯が美味しくない
・ご飯の量が少ない
・帰る時間を指摘された

等があります。

・ヨーロッパの旅行について聞いても教えてくれない
→ホストファミリーは旅行会社ではないですし、旅行に行ってないのであれば「教えない」のではなくて、「知らない」可能性があります。アイルランドの事なら分かっても、アイルランドからしてもイギリスやフランス、スペイン、イタリアは外国で、アイルランドから出たことがない方も居ます。
日本からしたら、アイルランド、フランス間は近いから、何で行かないの?と思うかもしれないですが、基準は人によって異なります。例えば、韓国は日本から近いですが、韓国旅行に行ってない方もたくさんいます。また、日本から出た事がない人もたくさんいます。
外国人にアジア旅行についても聞かれても、困るのと一緒です。

・ご飯を食べる時間が違う、ご飯が美味しくない
→多くのホストファミリーでは、食事は一緒にされている方が多いですが、たまに別々で食べるお家があります。また、ホストファミリーと食事内容が異なる場合があります。これは健康上の都合があるかもしれないので、食事内容が異なっても仕方ないと思います。私がホストファミリーをするのなら、私が食べる料理と学生に作る料理は絶対的に異なります。これは完全に健康上の都合です。もしかしたら、ベジタリアンやビーガンかもしれないですし、塩分、糖分を制限している方が居るかもしれない。宗教的な理由や健康上の理由で食事制限されている方は、世の中にたくさんいるので、「食事内容が異なる=間違い」と言う考え方が間違えです。また、例えば私がステーキを食べたいと思って、そのステーキが100g、4000円するとして、それを学生に提供するかと言われると、もう少し安いお肉にすると思います。
私は外食がしたいなと思って、そこに学生を連れて行くかと聞かれたら、8000円するディナーには連れて行かないと思います。8000円は、私が外食する時の平均的な値段です。アイルランドでディナーをしようと思うと、それ位はかかりますし、1週間のホストファミリーの費用を考えると赤字になるので連れ行かないです。でも、学生の食事を用意してから出かけます。
私がご飯作りたくない気分の日なら、冷凍ビザだけにする事もあります。これらは全て普通の話で、特別変だなと思うことはありません。
仮にキッチンを使わせてほしいと言われたら、「キッチンはいいけど、コンロとオーブンを使わないでね。」と言います。これも火事になったら困るからです。皆さんが、「私は大丈夫」と思っていても、IHコンロに慣れていなかったり、オーブンに慣れていないとボヤ騒動になっても不思議じゃないです。

ご飯が口に合わないのは仕方ないかな…と思います。ホストファミリーが悪いのではなくて、味の好みが違うだけです。私が家でパーティーする時に、新しいメニューを出したら賛否別れますし、私が美味しいと思っていても、あんまり好きじゃないと言われた事もあります。私はパクチーが大好きなので、パクチーを使ったご飯をたまに作りますが、隣で凄い顔してパクチーを見ている人も居ます。ハーブもよく使いますが、ハーブが好きじゃない方からしたら美味しくないと思います。これは好みの問題なので、丸焦げのご飯が出てきたら「‥‥」と思いますが、それ以外の味付けは仕方ないかな…と思います。私がホストファミリーに滞在していた時も、好みではない味付けの料理はありました。でも「まずかったんですか?」と聞かれたら、「まずくはないけど、味が好みじゃない」と言った方がしっくりします。

料理のレパートリーも、日本の家庭が世界的に見たら多いのであって、私が知る限りではレパートリーはそんなに多くない気がします。もちろん料理が好きな方も居るので、全員がそういう訳ではないですが、ステレオタイプで話をするのなら、「レパートリーは少ない」が正しいかなと思います。
私の友達は、毎日同じ料理を食べている方が居ます。私の人生の幸福度は食事で左右されるので、色々とご飯を作りますが尊敬されますし、「今日は何にするの?」と聞かれます。「ご飯作るの上手ですか?」と聞かれたら「普通」と答えますが、私がホームパーティーするとなると期待されている事が多いですし、「変わった料理が出るから楽しい」と言われます。「サーモンのホイル焼き」、「鯛茶漬け」、「餃子」だけで感動してくれる友達も居ます。でもこれらは、一般的な日本の料理で難しくはないと思います。

・シャワー、トイレの使い方を指摘された
→シャワーについては、浴びている時間が10分が許容範囲だと思います。もちろんお家によって異なりますが、日本の様に永遠にお湯が出続けないお家もあるので、お湯を使い切られると次にシャワー浴びるのに待たないといけないです。多くの家が、シャワーとトイレが同じ場所にあるので、シャワールームを30分も使われると迷惑です。これが1カ月に1回なら気になりませんが、毎日毎日30分を占領されたら、指摘されても仕方ないと思います。
語学学校のスタッフに聞いたところ、日本人生徒に対して多い声は、「シャワーの時間が長い」と「トイレットペーパー使い過ぎ」との事です。

・翻訳してくれない
→ホストファミリーは英語の先生ではないので、聞く相手が間違っています。この類の相談される方に「一度は自分で挑戦しましたか?」と聞くと、「してません」と回答が来ます。頑張ってどうにかしようとして、どうにもならなくて聞いたなら答えてくれる方が多いと思いますが、何でもかんでも聞いていたら、嫌気がさしても仕方ないです。1回や2回ではなくて、「そう言われたら何十回も聞いてました」とか「調べるのが面倒くさいから聞いてました」と言われる方が大多数です。ホストファミリーと会話していて、単語が分からなくて聞き直すのが問題ではなくて、何かしらの書類を持っていて、「これを説明してください」は少し違うと思います。ましてや「外国人登録」や「PPSN取得」は、アイルランド人からしたら「必要のない手続き」または「生まれた時にもらう番号」なので、分からなくても仕方ないです。

・ホストファミリーとの会話が続かない
→これが一番難しい問い合わせで、「日本語で世間話が苦手な方」が英語で「世間話が出来るのか?」と聞かれたら、ちょっと苦戦するかもしれないです。中には「英語の方が話しやすい」と言われる方も居ます。「語学学校」と「家」の往復しかしてないから、話すことがないと言われたら、「他に何かしましょう!」と言います。せっかく語学学校と言う「英語を勉強したい」と言う共通の目的がある人がたくさんいる場所に通っているので、何故友達を作らないのか不思議です。特にアイルランドに来てからの1週間はするべき事がたくさんあるかと思います。その1日の出来事をそのまま「ホストファミリーに話したらいい」と思います。私の1日も大したことないですが、コミュニケーションを取る必要があるのなら、何かしら話をします。本当に何でもいいのですが、私の生活で言うのであれば、「人生で初めて魚を鱗を取るところからさばいた話」とか「ジムのプールの水の入れ替えがあったんだけど、寒すぎて泳げなくてサウナ混んでいたレベルではない位混んでいた話」とか「昨日行ったパブが何故か卵を無料で配ってた話」とか「夜歩いていたら、猫が出てきて猫が私の足に挟まった話」とか対して面白い事は何もないですが、ここから話を広げていきます。これらは全て会話のきっかけにはなりますし、ここから話を広げていくことは出来ます。自分が興味を持ってもらうのではなく、自分が相手に興味を持つことが出来たら、会話は弾む事が多いです。私は過去に何度かホストファミリーをしていますが、会話が全く続かないと言う事はありませんでしたし、英語力に問題があったとしても、私が頑張って話そうとしていたら、理解しようとしてくれるホストファミリーしかいませんでした。なので、会話が続かないについては、相手発信ではなくて、自分発信で行うようにすると少し改善されるかな…と思います。


・帰る時間を指摘された
→こちらに関しては、コミュニケーション不足が理由の事が多いです。ホストファミリーはご飯を毎晩作ってくれます。にもかかわらず、ご飯が必要かどうかの連絡も帰宅時間の連絡もなけば、「せっかく作ったのに」と思います。日本の家庭でも、母親がご飯を作って待ってたのに、父親が連絡もなく外でご飯食べてきたら「連絡くらいしてよ!」と思うのと一緒です。なのでまず連絡する必要があります。「ご飯が必要ない」のか「帰ってから食べるのか」連絡する必要があります。また、帰宅後の物音がうるさいのなら「静かにして欲しい」と思われても仕方ないです。夜23時~朝7時までは、シャワー、ヘアドライヤー、掃除機、洗濯機等の利用は控えた方が無難かな。と思います。

私の個人的な意見としては、過去に1度もホストファミリーを経験したことがない方については、「経験」としてホストファミリーを勧めています。また、学生寮とホームステイは値段が大きく異なります。おおよそですが、学生寮の値段は、ホストファミリーの1.5倍前後です。

金額と経験を踏まえた上で、学生寮を選ばれる方は
・他人の手料理が食べるのが苦手
・過去にホストファミリーをしたことがある
・必要以上に気を遣う
と言うような方は、学生寮を選択する方もいらっしゃいます。

私は、少し改善されましたが潔癖症なので他人と物を共有するのが苦手です。
洗濯物も自分の物と他人の物を一緒に洗うのも苦手ですし、バスタオルを借りるのも苦手です。
ベッドシーツも自分で用意したいと言うのが本音です。

過去に結構な数のホストファミリーを経験していますが、「向いている、向いてない」で考えると向いてない部類だと思います。でも、結果論はホストファミリーして良かったなと思っていますし、海外で生活していく上で潔癖症は少し改善されました👍

日本を出ると言う事は、必ず違う文化に遭遇します。日本に留学したい外国人が、ホストファミリー希望なのに「お米を食べたくない」や「土足で家で生活したい」と言うリクエストがあれば、ホストファミリーを見つけるのは難しいです。それと同じように、海外で生活するのであれば、ある程度は合わせる必要があります。色々と書きましたが、ホストファミリーの相談系は、説明すれば理解される方がほとんどです。根本的には「自分がお客様」と思っているから、不満がでるのかな?と言う内容が多いです。割合で言うと、ホストファミリーのお申し出や相談系は全体の10%いかないので、神経質になる必要はないですが、お申込み前にホストファミリーの話をきちんと聞いておく必要があるのかな。と思います。

次回のブログでは、ホストファミリーからの不満を紹介する予定です。

2024年3月28日~4月13日の間、日本一時帰国時に東京、名古屋、大阪、福岡で個別相談会を行います。
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