【完全版】アイルランドの語学学校の種類と選び方

こんにちは
本日は、アイルランドの語学学校の選びに方についてです。

アイルランドの語学留学は、学校により雰囲気が異なるのはもちろんですが、「アイルランド留学初めての方向けの学校」と「アイルランド滞在者向けの学校」があります。

アイルランド留学を行う上で、この2校の違うを理解しておく必要があり、個人的には学校の特徴選びよりも重要です。

アイルランド留学初めての方向けの学校

語学留学生は、「アイルランドに初めて来た留学生」が多く、右も左も分からない状態です。お友達を作りたいと思っている学生が多いです。「家をどうやって探すのか」「仕事探し」「ビザの申請方法」等の情報交換も行っています。学校終わりにはみんなでお出かけする雰囲気がある場合も多いです。

語学学校は、教師にも一定のスキルを求めていて、資格がある先生や英語教育を学んだ先生、教員歴が長い先生と言ったように制限を設けている場合も多いです。国籍率も気にしていて、一つの国籍が30%を超えないように調整を行っています。

サポート面も行っている事が多く、外国人登録の案内やPPSNの申請方法等の手続きや方法を案内してくれる学校もあります。何でも助けてくれるわけではありませんが、親身になって対応してくれる学校が多いです。

アクティビティでは、新入生の歓迎会が行われていたり、履歴書の書き方講座、パブナイト等、他のクラスやレベルが違う生徒とも交流できる機会を設けています。アクティビティの参加からお友達が出来て、コミュニティーが広がる事も多々あります。

アイルランド滞在者向けの学校

語学留学生は、既にアイルランドに8ヵ月以上滞在している生徒が多いです。リニューアル制度を利用して、語学学校に通い学生ビザを取得します。アイルランドでの生活に慣れていて、既に自分のコミュニティーを持っています。家も仕事もある状態なので、「家や仕事、ビザ」等の情報交換をされる方はほとんど居ません。また、学校が終わったらすぐに仕事に行くため、積極的にお友達を作る方が少ない傾向にあります。

語学学校は、国籍率が若干偏りがちです。また、アクティビティを開催していても、学生の参加率が悪く、中止になる事もしばしばあります。アイルランド留学の理由が、語学勉強よりも滞在する事が目的になっている生徒が多いのも現状です。

リニューアル制度についてはこちら

語学学校の選び方

語学学校の選び方は色々あり、正解はありません。下記は弊社の場合です。
大前提として、アイルランドの教育省から認められていない学校は紹介していませんし、教育省から認められている学校を紹介するのが一般的です。

弊社の場合は、まずエリアについて確認します。多くの方がダブリンを前提としてお話をされますが、アイルランドに滞在していると、別にダブリンでなくてもいいのかな?と思います。

エリアについてはこちらをご確認下さい。

そのうえで、下記の内容をまず確認します。

・学校の規模数
・アクティビティの数
・日本人スタッフの有無
・日本人比率
・予算

この5つを確認したら、おおまかに学校は絞れます。
そのうえで、学校を比較したい方が多いので、3校前後お見積書を送付いたします。

学校の規模

一番初めに確認するのが学校の規模です。
学校の規模は小規模・中規模・大規模があります。
それぞれメリット・デメリットがありますが、まず学校の規模感からご説明です。
この規模感は、留学エージェントにより異なりますが、差別化する為にアイルランド留学では下記の通り説明しています。

・小規模校 100人以下の生徒数
・中規模校 100人~250人の生徒数(イメージ的には小学校位の規模感)
・大規模数 250人以上の生徒数(イメージ的には中学校・高校位の規模感)

小規模校の特徴

家族経営の学校が多く、アットホームな雰囲気です。賑やかな生徒さんより大人しめの生徒さんが多い傾向にあります。新入生に気を使ってくれる、在学生徒が多いのも特徴的です。生徒数が少ないので、生徒数同士が仲良くなりやすいです。クラス人数は時期によりますが、10人以下の少人数の事も多く、発言回数が増え、先生が生徒を気にかけやすい環境です。生徒同士だけでなく、先生や生徒等学校全体で仲がいい雰囲気です。

こんな方にオススメです
・人見知りをする方
・落ち着いた環境が好きな方
・初めて留学される方

中規模校の特徴

常時100人以上の生徒がいる事が多く、休み時間は賑やかな雰囲気になります。クラスは、各レベル2クラスある事が多いため、小規模校では難しい自分に適したレベルに行けたり、状況によりますが希望の方はクラスの変更が出来る場合があります。クラス人数は、時期によりますが10人前後の事が多いです。アクテビティの参加時は、知らない生徒と知り合える機会があり、コミュニティーを広げる事も出来ます。

こんな方にオススメ
・賑やかな雰囲気が好き
・色々な方と話してみたい
・ある程度学校に設備を求める方

大規模校の特徴

アイルランド国内に複数校舎があったり、世界的に展開している語学学校の場合もあります。全てがシステム化されている事為、体制が整えられている反面、個別対応が難しい場合があります。クラス数も多く、レベル分けが細かく行われています。たくさんの方と出会う事も出来ますが、若者言葉で言うと「よっ友」が増える傾向にあります。既にグループが出来ている事もあり、人見知りの方だと入りにくいと感じる方も居ます。

こんな方にオススメ
・留学期間中はたくさんの人と出会い方
・アクティブな方(現代の言葉で言うと、パリピ・ウェイ系)
・2か国留学を検討されている方

上記の他にも、たくさんメリット・デメリットがありますが、書き出すときりがないので、また個別のコラムを書こうと思います。

アクティビティの数

アイルランドの語学学校は、授業の後に学校がアクティビティを用意しています。このアクティビティは、主に午前クラスの授業に選択されている留学生が参加しています。学校のクラスで、お友達がスムーズに出来る場合はいいのですが、留学生の多い悩みが「友達が出来ない」です。アクティビティは、授業よりもラフに参加が出来て、他の留学生と一緒にウォーキングに行ったり、ジョブクラスに参加したり、パブに一緒に飲みに行ったりと、友達が作りやすい環境を学校が用意してくれます。

私が日本に住んでいた時、「明るい」と言われることが多く、ジムに行っても、一人旅をしても、知らない居酒屋さんにフラッと入っても、その場で知り合いになり友達になる事がありました。一般的には人見知りするタイプではないです。私とオンライン相談でお話したり、個別相談会でお会いした方は分かると思いますが、「明るい」や「よく話す」と言う印象を持つ方が多いと思います。しかし、アイルランドに居ると私は大人しい部類に入ります。

何が言いたいかと言うと、私が大人しいと言う事は多くの日本人が大人しい部類にはいります。受動的な対応に慣れている日本人は、クラスで積極的に発言する方が傾向としては少ないです。他国から見ると「何を考えているか分からない」と思われます。会話なしで友達が出来る事はまずありません。

本当に留学生により異なるので、「自分が一番多く発言する」や「1日5回は積極的に話しかける」等の目標を持っている方も居ますし、クラスで仲いいお友達が出来て、全くアクティビティに参加されない方も居ます。その反面、クラスに馴染めない方が居るのも事実で、その場合にアクティビティに参加することによって、他の留学生と仲良くなれば、そこから輪が広がる事が多いので、アクティビティが多い学校に選ぶ方が多いです。

海外で生活して思うのは、友達作りにおいて最も大切なのは、「英語力」より「コミュニケーション能力」だと私は感じています。

日本人スタッフの有無

アイルランドの語学学校は、意外と日本人スタッフが多いです。日本人スタッフが居て良いなと思うのは、日本語で対応してくれると言う事です。どこまで正直に書いていいのか分かりませんが、ギリギリまでせめて書こうと思います。

私は超絶仕事人間で、ミリオネアになっても働き続けると断言出来るくらい、仕事が好きです。予定がなければ、仕事をしていたいとも思います。ボーっとするのも得意ではないので、暇があれば働きます。もちろん予定がある時は、プライベートを優先していますが、本当に仕事し続けているなと自分でも思いますし、それが楽しいです。現地ファーストで動いているので、営業時間外でもパソコンの近くに居れば、現地に滞在されている方については返信もしている事が多いです。留学生が気を使ってくれ、営業時間内の返信で構わないですと言ってくれる方も居ます。

アイルランドの語学学校で働いている日本人スタッフは、「学校の営業時間内」に対応します。その為、9:00~18:00位の間に対面もしくはメッセージアプリで対応すると言うのが一般的です。時間外に対応してくれることはまずありません。また、学校によっては日本人スタッフと話すには、アポイントメントを取らないと行けないと言う事もあり、弊社に連絡が来ることも多いです。また、学校によってはアイルランドに住んでいなかったり、常にオンライン対応、スタッフも学生ビザでアルバイトと言う事もめずらしくありません。

日本人スタッフが多い=日本人のマーケットに力を入れていると言う事です。必然的に日本人比率が高くなるので、「アイルランドは日本人が少ない」と思い渡航される方については、想像と異なる場合があります。

留学エージェント側から見たメリットとしては、日本語でやり取りが出来るので、質問がしやいです。弊社の場合は、アイルランドについての質問することはまずありません。大体の事は把握していますし、分からない事が出てきたら、アイリッシュに聞いたら解決する事が多く、語学学校に「学校の情報」を聞く事が合っても、「アイルランドの情報」を聞く事はないです。また、弊社は留学生との距離が近いので、学校の感想や雰囲気などは語学学校より体験した留学生に確認する事の方が多いです。協力頂いている方、ありがとうございます。

面白いのが、日本人スタッフ在籍の学校と日本人スタッフが在籍してない学校で、相談内容が同じでも、その後の不満の有無に違いがあります。「日本人スタッフ=理解してくれる=対応してくれる」と思っている方が多いのに対し、「外国人スタッフ=英語で対応=きちんと説明できない=私が悪い」と言う考えに達します。その為、仕方がないと諦める方が多く、海外だからこんなものかな…と自己解決する傾向があります。

私が話を聞いている分では、語学学校は全く悪くなく、普通の事を言ってるのですが、多分日本人と言う事に期待しているのだな…と感じます。その結果、学校への不満になる事があり、少し不憫だなと思った事もあります。

語学留学の場合は、学校の通学期間が長い為、日本人スタッフ在籍に絞ってもいいかなと思います。
ワーキングホリデーの場合、通学期間が短いため、日本人スタッフにこだわる必要がないです。

ポイントとしては、日本人スタッフがいるけど、日本のマーケットを担当していない語学学校に行くの一つの手段です。この場合は、何かあったら日本語で対応してくれるけど、日本人が少ない傾向にあるので、一石二鳥です。

現状としては、弊社が現地留学エージェントと言う事もあり、日本人スタッフにこだわる方はほとんど居ません。

日本人比率

オーストラリアの語学学校は平均して20%、カナダの語学学校は平均して18%と言われています。しかし、アイルランドの語学学校は平均して9%と圧倒的に日本人比率が低いです。

弊社では下記の通り案内しています。

【日本人比率が少ない】
4%以下で大体2~3%です。
同じクラスに日本人が居ない場合も多く、学校内でも「日本人を見かけない」と言われます。

【日本人比率が多い】
10%以上で、同じクラスに日本人が3人程度いる場合があり、学校内でも日本人をみかけます。

最も影響されるのは、皆さんの英語力です。日本人は大体A2~B1クラスなので、このレベルは比較的アジア系、南米系の留学生が多いです。

ご相談の段階では、【日本人が少ない学校希望】もしくは【日本人比率は気にしない】を教えて頂けると語学学校の提案がスムーズです。

予算

アイルランドの語学学校は大きく分けて、3つの段階で値段が分かれています。
また、価格帯により国籍比率、アクティビティの参加率、滞在目的が異なってくるのが特徴ですが、詳細はお電話のみでご案内します。

下記は語学学校の費用のみで、あくまで目安です。

一般的な価格帯の学校】
1カ月 €1,000~
2カ月 €2,000~€2,500
3カ月 €2,800~€3,500
学生ビザ €4,500~€5,500

【リーズナブルな語学学校】
1カ月 €700~€1,000
2カ月 €1,300~€1,600
3カ月 €1,800~€2,300
学生ビザ €2,800~€3,000

【格安校】
1カ月 €600~€9,00
2カ月 €1,000~€1,300
3カ月 €1,500~€2,000
学生ビザ ~€2,500

上記の学校の費用とは別に滞在先の費用が掛かります
ざっくりですが、
ホームステイの場合 1カ月辺り€1,000
学生寮の場合 1カ月あたり€1500

どこまで正直に言っていいのか分かりませんが、値段とサービス、クオリティは比例します。

一般的な価格帯の場合は、満足される生徒が多いです。
リーズナブルな学校の場合は、満足される方も居れば、不満が出る方も居ます
しかし、一般的な価格帯の学校→リーズナブルな学校に行った場合は不満が出ます
格安校については、ここで何も言いません。

上記については、学校別にアンケートを行った結果です。

全てのサービスや商品に置いて、値段は比例します。

¥1,000のディナーでは、お腹が膨れる事をメインと考え、好みの味でなくても受け入れます。
¥30,000のディナーでは、サービス・雰囲気・食事を楽しみに行き、好みで味でなければ落ち込みます。

€3(¥480)のワインを買う時は、質より飲む事を優先します。
€50(¥8,000)以上のワインを買う時は、食事に合う美味しいワインを期待して買います。

髪を切りたいなと思い美容院に行く時に
¥1,000カットであれば、多少左右差が合っても受け入れます。
¥15,000払うなら、綺麗にして欲しいなと思います。

飛行機で移動する時に
€20(¥3,200)で移動するのなら、事故がなければサービスは問いません。
€6,000(96万円)でファーストクラスに乗るのなら、空間、食事、サービスを期待して搭乗します。

ホテルに宿泊する時
1泊5千円のホテルなら、寝れればいいと思い予約します。
1泊10万円のホテルなら、ホテルも旅行の一環として楽しみにします。

上記のように、ありとあらゆるものが、値段とクオリティ、サービスに違いが生じます。
安かろう悪かろう、高ければいいと言うわけではないですが、目的を持って予算を決めるのが理想です。

・英語を真剣に学びたい
・予算の都合上、出来る限り抑えたい
・語学学校に通えるのなら、なんでもいい

では、選び方が異なります。

その為、予算を伝えて頂く際には、【滞在期間・通学期間・予算】の3点を事前にお知らせ下さい。

さいごに

かなり長くなりましたが、上記がアイルランドの学校の種類と語学学校の選び方です。
次回のブログでは、リニューアル制度のご案内予定です。



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