こんにちは
本日はアイルランドの治安についてご案内です。
留学を検討されている方や国選びをされる方で皆さんが必ず気になるのが「治安」です。
「日本は世界で一番治安がいい」というイメージがあります。その為、海外旅行に行くときでも治安を気にされる方が非常に多いです。
アイルランドの安全ランキングなどは色々な方が既にブログやHPで書いているので、今回も私の感覚でアイルランドの治安を書きます。
結論から言うと、アイルランドは非常に治安がいいです。日本に一時帰国すると、自分が平和ボケしていることに気づく位治安がいいです。今回は、3つの項目に分けてご説明します。
凶悪犯罪について
どこの国でも犯罪やいじめ、差別は必ずあり、人が生きていく上で考えなければいけないテーマの一つかと思います。私が思っている凶悪犯罪は、殺人やテロなどで日本で大きくニュースで取り上げられる犯罪を指しています。
残念ながら日本でも凶悪犯罪があるより、アイルランドでも凶悪犯罪が起きています。「日常的に発生していますか?」と聞かれると、私の感覚だと日常的に発生していると感じることはありません。日本と同様、残酷な内容だとやはり話題になりますし、自分が住んでいる地域や近い地域だと「こんなところで?」と感じるので日本と同じ感覚で問題ないです。
軽犯罪について
私の日本での軽犯罪のイメージは痴漢です。あまりスリや置き引きが頻繁に発生しているイメージはありません。アイルランドだと、スリや置き引きは一定数の被害がありますが、痴漢が日本より多いかと言われると日本よりかは少ないイメージがあります。痴漢が全くないですか?と聞かれると、ある程度はありますし、少し前にもダブリンバスで痴漢行為をしているニュースが取り上げられていました。
しかし、日本のように頻繁に起きているイメージはあまりないです。逆にスリや置き引きについては、一般的に気を付けていれば被害に合う確率はかなり下がります。もちろん、一人でパブに行ったら、常に貴重品を含む荷物は肌身離さず持っているし、ファスナーがないようなかばんを持つことは0ではないですが少ないです。
例えばアイルランド人が、スペインやイタリアに行くのなら、アイルランドより警戒してスリや置き引きに気を付けています。日本と比べた時には発生率は高いですが、ヨーロッパの他国と比べた時には発生率が低いです。
落としものや忘れ物についてですが、過去に4名「スマホをお店になくしました。」と私にインスタ経由で連絡をされた方や事後報告された方が居ます。ゴールウェイが3名、コークが1名でしたが、全員手元にスマホが戻ってきています。2名は、アルバイトを探している途中でお店に置いてきたそうですが、お店の方が保管してくれたり、電話を鳴らした時にどこにあるのか教えてくれて待ってくれていたそうです。
これは、運がいいパターンで必ず返ってくる保証はありませんが、事例としてはあります。
私は水筒をバスに忘れた事があり、日本から持ってきている物だったのでバス会社に確認したところ、明日ダブリンバスステーションに持って行くから、明後日以降に取りに来てくださいと回答が来て、保管してくれました。
別の方は、スーツケースをバスに預けていたことを忘れてバスを降りてしまいましたが、これもバス会社がダブリンバスステーションに届けてくれています。
たしかにスリや置き引き等は日本と比べると多いですが、気を付けていれば問題ないですし、リュックサックをナイフで切られるなどはあまり聞かないです。ただ、スリや置き引きをする方はプロフェッショナルなので、隙は見せないに越したことはないです。一般的な対策である程度は防げるようになるのかなと思います。
自転車に盗難についてですが、こちらも一定数は発生します。日本でも鍵は2個付けるような対策をしている方が多いと思いますが、アイルランドでも同じように鍵は2個付けて対策するのがオススメです。
盗難を警戒して自転車を買わない方がいいと言う程の盗難率ではないですが、やはりある程度対策はしないといけないです。
夜一人で歩ける?
アイルランドで有名な飲み屋街は「Temple bar 」です。
私のイメージの東京の飲み屋街は「新宿」です。
どちらが治安がいいですか?と聞かれた間違いなくTemple barの方が治安がいいです。
2~3月に日本に帰国した際に、高知市、由布院と別府に行きましたが、この場合は由布院と別府、高知市の方が治安がいいです。
東京で留学フェアを行った時は、新橋に泊まりましたが新橋駅とTemple barだと新橋の方が少し怖いなと思う事がありました。他の都市、名古屋の飲み屋街や大阪の飲み屋街と比べても、アイルランドの方が治安がいいです。
アイルランドに留学されている方で、「夜怖くて一人で歩けないです。」と言われたことはありません。
ただ、日中と夜を比べると絶対的に夜の方が危ないですが、これは全世界共通です。特にお酒が入ると気が大きくなる人が増えるので、どうしてもトラブルに巻き込まれやすいです。
地方に住んでいると夜遅くまで飲んでいて、道を歩いていると警察が家まで送ってくれることがたまにあります。何を基準に乗せてくれているのは分かりませんが、私は過去に3回自宅まで送って貰っています。家がパブから遠いって言うのもあったのと、たまたまパトロール中で道中だからだったそうです。
「なんで?」って聞いたら、明かりのない所で歩いて事故にあったら大変だよと言ってました。「治安が悪いではないんだ」と言うのが私の中では凄く印象的でした。それから、蛍光灯のベストを持ってパブに行き、帰りにベストを来て帰るようになりました(笑)
これは参考になるかどうか分かりませんが、山登りならぬ丘登りに私ははまっています。とにかく道なき道をひたすら進み、羊を追いかけるのが楽しいのですが、私が行っているコースはバスがないです。周遊コースにはまっているので、往復すると1日60kmあるかなといけないです。最近ジムに通い始め、「一人トライアスロンゲーム」にはまっていますが、1日移動可能距離は40Kmが限界です。そのため、私はよくヒッチハイクをしています。
この周遊コースについては、日本で例えると山と山の間の村みたいな感じで、そもそも知り合いの知り合いだったりします。話していると、あの人の親戚なのね。みたいなこともよくあります。それを発見した時は、意外とヒッチハイクいけるかも。と気づき私が知り合いが多い地域ではヒッチハイクをしていました。ただ、男性1人のドライバーさんだったらお断りしていましたが、危険だなと感じた事はないですがお勧めはしません。また、ダブリンやコーク、ゴールウェイと言ったcityではヒッチハイクはしないです。
長距離サイクリングをしていて、自転車がパンクするというハプニングがありましが近所の農家のおじさんがB&Bに軽トラで送り届けてくれて、さらに自転車まで修理してくれました。「好きになっちゃうよ」と言う程親切で、心が温かくなるエピソードはたくさんります。
生徒さんとのメッセージのやり取りの中で、「治安は本当にいいです‼あと人混みもそんなになくってリラックスできます😀」や「数日日本に帰ったらしないといけない事やスーパーでさえも選択肢が多くて頭が疲れてアイルランド戻ってきたら早速のんびりした時間を取れて、あーやっぱり居心地いいなってなりました😂」等の声もあります。
ただ、その反面事件に巻き込まれたことも1度だけあります。民泊トラブルでパジャマのまま警察にかけ込んで助けを求めました。その後違法な物が家で見つかり、パトカーが大量に民泊施設に来て大騒動になっていました。
この民泊トラブルは「アイルランドだから起きる」のではなく、「私がババを引いた」と思っています。しかし、「もし留学生が今回のトラブルに遭遇したら帰国を考えるかもしれない」とは思いました。
旅行した分、修羅場があるので少しの事では動揺しなくなりましたが、「民泊トラブル」や「ホステルトラブル」についてはまた別のブログで紹介します。
さいごに
ネットでは、被害に合われた方が発信をしているので悪い内容ばかり目が行きやすいですが、救われることもあります。私の感覚ではアイルランドは治安が良いので、特別警戒する必要はありませんが、海外である事を忘れたり、海外生活に慣れてくると気が緩んでしまう事はあるので、一般的な対策はし続けるのが大切かなと思います。