本日はアイルランドのワーホリに必要な語学力についてです。
ワーキングホリデーの制度的に、アイルランドの場合は30歳以下でアイルランドにワーホリで渡航歴がなく、資金証明として50万円があれば基本的にワーホリビザは下ります。この時に英語力を提示する必要もなく、現地で語学学校に通う必要もありません。ワーホリは、ほぼ無条件でビザが下りるので、30歳以下の方にとっては「海外に住む手段」になるので、素晴らしい制度です。
職歴も学歴も必要がなく、昨今は「出稼ぎ留学」と言う言葉が流行り、「ワーホリ=稼げる」と思われる方が一定数居ます。本来は留学エージェントが、ワーホリは出稼ぎ目的ではないと言う事と、ワーホリの本来の目的は「休暇」である事を伝えるべきです。一般的に20代の方がアイルランドで1年間に生活が出来る貯金(300万~350万)がある方が非現実的なので、現地で仕事をして生活費の足しにするのは普通な事ですが、必要以上のお金を稼ぐとなると話が異なります。
アイルランドの場合は、フルタイム(週39時間労働)でお仕事が見つかれば、現地で生活することも出来ますし、一般的な生活をしていれば貯金をすることも出来るので、アイルランド旅行やヨーロッパ旅行に行く事も出来ます。
問題なのは仕事が見つかるかどうかですが、現在のアイルランドは仕事探しはかなり苦戦します。雇い主側からすると、英語で問題なくコミュニケーションが取れる事を望んでいて、英語レベルで言うとセファールのB1以上の英語力が必要です。

セファールのB1レベルは、「初対面の外国人と1時間程度世間話が出来る英語力」と伝えている事が多く、この英語力がないと現地の仕事探しはかなり苦戦します。なぜなら、このレベルがない場合は、英語で会話が出来ず、一人でお店を任す事も、オーダーを取る事も、お会計をする事も困難になる可能性が高いからです。
そのため、多くのワーホリビザ保有者は、英語力を上げるためだけでなく、コミュニティを作るため、生活の基盤に整えるために語学学校に通われます。しかし、語学学校を卒業するころには、セファールのB1レベル(英語中級者)である必要がありますが、現実問題は短期間で英語力が急激に上がる事はありません。今までの留学生とお話しした結果、目安として300時間勉強して1レベルあがるかどうかでアイルランドの語学学校の期間に置き換えると6ヵ月の通学が必要になります。
ワーホリの期間中に6ヵ月間語学学校に行くのは本来の目的と異なる方が多いため、アイルランド渡航前に英語力を上げて渡航し、アイルランドの語学学校では英語を話す事、聞く事をメインとして、最低限の文法や単語はアイルランド入国前に終わらせるのが理想です。
アイルランドで仕事が見つからなかった方達が「アイルランドでフードバンクに行く」や「国の助成金を申請する」は本来のワーホリの目的から、どう考えても外れてしまいますが、オーストラリアやカナダでも同じことが起きています。
また、仕事が見つからなく、お金が尽きて早めに帰国する方が一定数居るのも事実で、弊社へのお申込有無にかかわらずご相談の連絡が来ますが、対応しているのは現地サポートにお申込されている方に限定しています。
英語力が不安な方は、事前にフィリピン留学で英語力を底上げしてからアイルランドへ渡航される方も増えていきます。2か国留学は必須ではないですし、ご自身で英語の勉強をされる方も居ます。いずれにせよ、中学レベルの英語をアイルランドで行うのは遅すぎるので、日本で行ってから渡航される事を強く推奨しています。
アイルランドのワーホリや2か国留学のご相談は随時承っているので、下記リンクよりお気軽にご相談下さい。