こんにちは
本日は、アイルランドの学生ビザの仕組みについてです。
分かりやすくするために、学生ビザと記載しますが高校留学、大学留学はルールが異なります。今回ご紹介するのは、あくまでも語学学校に通う「語学留学での学生ビザ」でこのブログでは統一して「学生ビザ」と記載します。
ビザの期間
アイルランドの学生ビザは、33週間(約8カ月)滞在することができます。33週間、8ヵ月をサイクルとして、学生ビザは2回延長することが出来てるため、最長2年間滞在出来ます。補足として、3カ月以上6カ月未満の学生ビザは認められていません。
申請時期
アイルランドの学生ビザは、日本で一切の申請が不要でアイルランドに到着後に申請します。
90日以内の滞在→ビザ申請不要
90日以上の滞在→アイルランドに到着後申請
ビザ書類についてですが、アイルランドのビザ書類はよく変更されます。私が知る限りは半年間で5回は変更されていて、現在も変更され続けているので、落ち着いたら後日またブログでお知らせします。
弊社では、アイルランドに到着後7日以内にアポイントメントの案内を行いますので、案内に従いアポイントメントを取得をお願いします。
取得条件
学生ビザの取得条件は下記3つです。
1. アイルランド政府の認定校でフルタイム(週15時間以上)の授業に申込む事
2. 入学後、85%以上の出席率である事
3. 語学留学を25週間以上する場合はコース終了時にIELTSやケンブリッジ検定等の英語検定を受験する事
上記一つでも条件が当てはまらない場合ビザは降りません。
一つずつ説明していきます。
1→アイルランド政府が認めている学校に通う事で、夜間のコースは選択出来ない。
2&3→授業開始後のお話です。初めて語学留学でアイルランドに滞在される方は関係ありません。
しかし、出席率が下がったり、テストを受験しなかった場合は学生ビザの更新は出来ません。また、出席率が著しく低下すると退学になり、アイルランドを出国しなければいけません。このルールは、厳しく決められているため出席率が90%切ると、学校から警告のメールが届く場合もあります。
基本的に無断欠席が3日~1週間程度続くと語学学校から弊社に連絡が来ます。私は生徒さんに現状の確認を行わないといけないので、お話しをする機会を設けています。
アルバイト
アイルランドの語学留学は、アルバイトが出来るのもメリットの一つです。
語学学校の通学期間別にご説明
1週間~12週間(ビザ不要)→アルバイト不可
25週間~33週間(ビザ必要)→アルバイト可
勤務可能時間については、1週間20時間のパートタイムと決められています。
6月~9月と12月15日~1月15日は、1週間40時間のフルタイムで働けます。この期間外に20時間以上働いた場合は、不法就労となり国際犯罪です。
過去には強制送還になっている外国人も居ますし、お店単位で摘発されることもあります。「たかが不法就労」と思われている方や「ばれなきゃいい」と思われる方も居ますが、年々厳しくなっています。アイルランドで強制送還の履歴が残ると、ヨーロッパのみならず、各国でビザ申請時に影響する可能性が出てくるので、皆さんが思っているより罪は重いです。
ホリデーについて
アイルランドでは、13週間以上語学学校に通学をするとホリデー(休暇)が貰えます。ホリデー期間中は、学校に行く必要がなく、ヨーロッパ旅行したり、アイルランド国内旅行、アルバイトしたりと好きに過ごして頂いて構いません。
ホリデーの取得条件は、
1. 授業を13週間以上申し込みしていること
2. 授業開始から8週間はホリデーの取得不可
3. 経過した授業から1/3を超えるホリデーの取得不可(例:12週間受講した場合、1/3に当たる3週間ホリデーの取得が可能)
4. ホリデーの最低取得期間は2週間
ですが、学校により若干ルールが異なります。
入学日にホリデーの取得ルールを決めなければいけない学校もあれば、「再来週からホリデー取りたい」と言えばホリデーが取れる場合もあります。
重要な点をまとめると、
①学生ビザで8カ月滞在出来て、最長2年間滞在出来る
②学生ビザの申請はアイルランドで行う
③25週間以上学校に行くと、アルバイトが出来る
④ホリデー取得が出来て、ヨーロッパ旅行に行ける
です。
以上が、アイルランドの学生ビザのルールです。