海外の医療制度「GP」って何?

こんにちは😊
Japan UK Adven­tures Ltd, イギリス留学情報のAmiです。

以前、姉妹会社アイルランド留学情報では入院体験記をブログでアップしました。
本日は、GPについてご案内致します。

海外では、イギリスをはじめ、アイルランド、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド等多くの英語圏でGP制度が採用されています。

GPとは、「General Practitioner」の略で、日本語ではかかりつけ医やホームドクター、一般医、家庭医、総合診療医等と言われることが多いです。

日本に馴染みのない制度ですが、一般的にGP制度を利用している国ではどのような症状でもまずはGPに行きます。
例えば、腹痛でも、発熱でも、寝違えても、蕁麻疹でも、婦人科系、泌尿器科系でもとにかくGPに行きますが、原則ご自身でGPに登録し、予約をしてから行きます。

他国は分かりませんが、アイルランドやイギリスでは、新規GPの登録を行っていない場所が意外と多いですが、語学学校が提携していたり、ホストファミリーから紹介だと登録しやすいです。

GPに行き、お医者さんが専門医の診察が必要と判断すれば、紹介状を持って大きい病院に行くのですが、予約の電話が来たり、手紙が届く事が多いです。

また、アイルランドもイギリスどちらも体調不良になり、GPを予約してから診察するまでに、2週間~1カ月程かかる事がよくあります。どちらの国も、オンライン、メール、電話等でやりとりを行い、まずは薬局に行ってと言われる事も非常に多いです。

日本人の感覚からすると、「何で病院に行けないの?」となりますが、アイルランドやイギリスの感覚からすると、「そんなんで病院に行くの?」となります💦
私にもよく病院関係の相談は来ますが、まずは薬局に行ってみて下さいと言うことが多いのも事実です。

薬局で購入できない薬が欲しかったら病院に行くのですが、欲しい薬を貰えるかどうかは別の話です。
なので、目薬、点鼻薬、喉の薬、アレルギー、風邪薬、胃薬、ビタミン系、痛み止め、便秘薬、吐き気止め、痒み止めのクリーム、保湿クリームで対応できる症状なら、一旦薬を買う事が一般的です。

GPの費用ですが、アイルランドは€60~€90が多いです。

ステロイドやピル等の薬が必要な場合や上記薬を試して効果がなかったら病院に行くことが多いです。
以上が、GPのシステムです。
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ここからは、私がアイルランドもしくはイギリスのある程度の都市でGPに行きたかった時や行ったときのお話で体験談です。

蕁麻疹・肌荒れ編
アイルランドやイギリスに来て、生徒さんによく言われるのが環境が変わったから起きる蕁麻疹です。

私の蕁麻疹も結構ひどいのですが、少しの手荒れ位なら取りあえず保湿クリームと痒み止めのクリーム、前に貰ったらステロイドで対応していることが多いです。

以前、手荒れがひどくて、キーボードをタイプするのすら痛くて、手が切れすぎているので力が入らないというような事があり、手元にステロイドも使い切ったのでGPを予約しようと思いましたが、1カ月半待ちです。「その頃には治るんですけど…」と思うのですが、「治るなら行かなくても大丈夫じゃない?」というのも一理あるのかもしません。この時は、持病の薬が必要で3週間先に予約をしていたので、その時に一緒にステロイドを貰いました。少し多めに出して欲しいと言うと、先生によっては出してくれます。

どれくらいの手荒れを言ってますか?と聞かれたことがありますが、私の手荒れなら薬のパッケージになれるレベルです。手荒れは本当にひどいので、手が切れすぎて指紋は変わっいる気がします。スマホの指紋認証は使えないです😂😂😂空港の指紋採取も出来ないので、指紋が必要な時はかなり苦労します😱

体に出来る蕁麻疹の場合も、例え広範囲に出来てた時も予約は1カ月待ちです。
蕁麻疹の出かたは人により異なりますが、私の場合は両手の手のひら分くらいの広範囲の蕁麻疹もよく出ます。季節の変わり目や友達やホテルの家に泊まると高確率で出ます😣
ボコボコしている蕁麻疹が多いのですが、この時もGPの予約は出来ません。予約が取れないので諦めるか前に貰ったステロイド、保湿クリーム、痒み止めのクリームで対応します。

アトピーの方や蕁麻疹がよく出る方は分かると思いますが、痛いのは我慢出来ても痒いのは我慢出来ないんです😱拷問のような気分になるのですが、この時に活躍するのが、「ベビームヒ」です。
ベビームヒは、肌が切れていてもあまりしみないし、赤ちゃんのおむつかぶれにも使える位安全なので全身に使えるため私はかなり重宝しています。

日本に居る時は、飲み薬も塗り薬も両方でステロイドを貰っていたのですが、アイルランドで蕁麻疹が理由で飲み薬のステロイドを出されたことは数回しかありません。

ロクシタン等のオシャレなハンドクリームが使いたいのですが、一般的なハンドクリームは、香料が入っているので私は一切使えないです。なので、日本では皮膚科で保湿クリームを使っていましたが、アイルランドでは医療従事者が開発した保湿クリームを薬局で購入しています。

発熱編
もはやお家芸ではないかという位、発熱していますが基本的に初日は風邪薬を飲んでいる事が多いです。日本でいう、カロナールやロキソニンです。私は若干感覚がマヒしていますが、39度以下の熱ならまず病院に行くことはないです。今は日本から持ってきた体温計があるので、熱を測って40度を超えたら病院に行くのを考え出すという感じです。ただ、何も食べれない、飲めないが2日以上だと脱水になるので、この時は早めにGPに電話します。ただ、ここでもGPの予約は取れません。発熱と言っているのに、3週間後とか言われます🤒3週間も40度の熱が出続けていたら、体力的にもう無理です(笑)仕方ないので、一応3週間後に予約だけしておきます。

意外と人間には回復力があるので、基本的にはこれだけ熱が出ていても飲み物が飲めているときは問題ないです。私の弱点はジュースが苦手なので、糖分や塩分を飲み物から取れない事です。とにかく水を飲み寝続けます。
ここで凄いなと思うのは、ホットウィスキーを出してくる人が多いことです(笑)特にアイルランドは高確率でホットウィスキーが出てきます🤣後は7upという炭酸のジュースもよく出てきます。そんなんで治ったら困ってないからと思うのですが彼らは真剣にしています。

そんなこんなで、発熱でもGPの予約は取れないのですが、地方に住んでいると予約が簡単に取れたりします。

発熱で予約が取れた時に出された薬は、抗生物質でした。3日間位でビックリする位良く治りました。薬を飲み切ってと言われたりしますが、私は万が一の為に少しずつ薬を保管しています。今では、普通の風邪~扁桃炎まで対応できる位コレクションしていますが、意外と役に立っています。

発熱でGPで予約が取れなくて、緊急科に行くか行かないかの私の判断は、熱痙攣をおこしたり、記憶がなかったり、熱が41.5℃を超えてくると緊急科に行くようにしています。
それ以外の場合は、あんまりGPにも行かずに日本でいうカロナールを飲んで終わりです。

嘔吐・下痢
この二つの問い合わせも多いです。日本は軟水ですが、アイルランド・イギリスは硬水なので水が合わなくて嘔吐や下痢がしてしまう人がいます。

私の対処法の場合ですが、1日位ならどちらも寝て直します。熱がなければカロナールやロキソニンも飲まないです。明らかに胃が痛いながあれば胃薬は飲んでいます。整腸剤はもっていないので、飲みません。下痢止め等も飲むことはなく、耐え続けます。
ほとんどの場合が、3日以内で解決することがありますが、それ以上続くようであればここで初めてGPに電話します。もちろん予約はすぐには取れません。

マーライオンのような感じの嘔吐の時もGPの予約は取れませんでした(笑)薬局で吐き止めを買って様子見てください。で終わりです😱私は吐き気止めも常備しているので、吐き気・嘔吐の時は基本的に吐き気止めを飲んで様子を見ます。

皆さんが体験しやすい体調不良は上記が多いと思います。
アイルランド留学、イギリス留学も私が思うデメリットの一つにGP・病院に気軽に行けないと言うことがあります。

しかし、アイルランドなら、ダブリン、コーク、ゴールウェイ等、イギリスなら、ロンドン、エディンバラ、ブリストル、オックスフォード等ならWalk inという予約なしで見てくれるクリニックがあります。

必要に応じてWalk inに行くというの一つの手段です。よくここの病院はどうですか?と聞かれますが、私も全部の病院に行ってるわけではないので分からないです。ある程度口コミがあればいいのではないのかな…と思っています。

なので、Walk inに行けるような状況で保険も対応出来るのなら行ってもいいと思います。弊社は保険会社ではないので、保険が降りるかどうかの判断は出来ません

私もWalk inに行ったことがあるのですが、薬局で買える薬しかもらえない事もあったので、必ずしも行く必要があるとは正直思っていないですが、病院に行くことによって安心するなら一つの手段だと思います。

例えば、友達に「Walk inの病院に行こうと思うんだけどどう思う?」って聞かれたら、「まずは薬局に行ったら?」と言います。

よく生徒さんにも「なんでwalk in進めないんですか? 」と聞かれますが、Walk inやGPに行かなくてもある程度は薬局にある薬で治ると言う事が分かっているからだと思います。予約して行く時間も繋がらない電話を待つのも勿体ないとも思っています💦GPやWalk inに行っても、薬局の薬で終わる事もあります。なので、いつも体調不良とは違う異常な感じがしたら病院に行くようになりました。

以上が、私の病院体験や予約の目安です。
私は医療従事者ではないので、あくまでこれは私の場合です。一人一人体調不良のなり方も違うので、私は判断が出来ません。

Walk inに行けない状況で、GPも予約が取れない場合は薬局に行くのも一つの手段です。
あくまでも、そういう風に考えている人も居るんだな…位に思って頂ければと思います。

Ami
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