こんにちは☺️
本日は、⑤アイルランド留学のビザの比較です。
アイルランドだけに限らず、留学する際にワーホリで渡航出来る国の場合、「学生ビザ」で渡航するか「ワーホリ」で渡航するか悩まれる方が一定数いらっしゃいます。
アイルランドの学生ビザの場合は、働く事が出来るので余計に悩む原因になるかと思います。
今回のブログでは、ワーホリと学生ビザの違いについてご紹介です。
※今回の学生ビザは、語学留学生に限定しています。
まず大きな違いについては下記をご覧くださいませ。
ワーキングホリデー | 学生ビザ | |
滞在期間 | 1年間 | 8カ月 |
延長能否 | 不可 | 可能 |
ビザの切替 | 可能 ※一度出国する必要有 | 可能 |
学習期間 | 期限なし | 25週間以上(6ヵ月) |
就労の能否 | 可能 | 可能 |
就労時間 | 週に39時間まで | 原則週に20時間まで |
都市の移動 | 可能 | 原則不可 |
申請時の年齢 | 18歳~満30歳(申請時) | 16歳以上 |
ビザの違いについては上記の通りです。
ワーホリについては、年齢制限があるので18歳~30歳の方のみしか渡航することが出来ません。
31歳以上の方については、必然的に学生ビザでの渡航になります。
ワーホリか学生ビザで悩んでいる場合、どちらのビザで渡航するのかについてですが、何を目的として渡航するのかにも異なります。
これは私がワーキングホリデーにアイルランドに行く前に知りたかった事でもあります。
そのうえで、もし過去に戻れるのなら「私はワーホリではなく、語学留学で渡航したかった」です。
下記は一つの目安にして下さい。
ワーホリの場合
★海外に住んでみるのが目的
★人生経験として渡航したい
★何かに新しい事に挑戦したい
〇既に他国で長期の留学の経験がある
〇既に他国でワーホリの経験がある
△ある程度英語が理解出来たらそれでいい
◇年齢が28歳以上の場合
語学留学の場合
★キャリアチェンジしたい場合
★スキルアップがしたい場合
〇語学力を伸ばしたい場合
〇英語を不自由なく使いこなしたい
上記の内容は、お電話でのご相談や個別相談会の際にお伝えしている事が多く、文だけで見た時には語弊が生じるので、LINEやメールでのお問い合わせで、上記内容を言う事はありません。
しかし、この記事は「お電話の相談が難しい方」や「お問い合わせをするか悩んでいる方」「アイルランド留学未経験の方」「初めての留学を検討している方」に向けて書いていますので、説明していきます。
ワーホリの場合
★海外に住んでみるのが目的
★人生経験として渡航したい
★何か新しい事に挑戦したい
→上記は、目的が「海外に住む」や「環境を変えたい」と考えている方が多いです。お申込み前の相談時に、「海外生活に憧れています」「キラキラした生活がしたい」「ヨーロッパの国に住んでみるが夢です」等の声が多いです。どちらかと言うと、「ワーホリで渡航するのを前提」としてお話されている方が多い傾向にあります。
〇既に他国で長期の留学の経験がある
〇既に他国でワーホリの経験がある
→上記は既に留学経験があるので、「ある程度は英語が分かる方」や「既に話せる方が多い」パターンです。語学学校にも通っていた方が多く、海外生活のイメージが出来ています。しかし、お問い合わせの段階で「前回の留学で英語を話せるようにならなかったらから、今回は少し頑張りたい」や「年齢が許す限りワーホリで色々な国に行く予定です」等と言われる方も居ます。
△ある程度英語が理解出来たらそれでいい
→一番初めの★グループ「海外に住む」というのが目的の方と近い物がありますが、「語学力はしっかり伸ばすつもりはないです。けど海外に住みたいです」や「旅行の時に何とかなればそれでいいです」、「経験したいだけだから、英語力は二の次です」「ちょっと遊びに行く感覚だから、英語力はそんなに期待していないです。」と、初めから断言されている方が居ます。語学力の向上を重たる目的としていないため、ワーホリ一択で渡航される方が多いです。
◇年齢が28歳以上の場合
→ワーホリの申請には年齢制限があるので、28歳以上の場合は語学留学ではなく、ワーホリでの渡航がいいのかなと個人的には思います。仮に「ワーホリで渡航してみた結果、他の国も挑戦してみたい」となった時にまだ2か国は行ける可能性があるからです。また、30歳の場合はワーホリが申請出来る最後の年なので、語学留学より自由度の高いワーホリで渡航するのがオススメです。仮にしっかり語学勉強がしたくても、ワーホリで渡航して語学学校の期間を長くとると言う選択肢があります。
語学留学の場合
★キャリアチェンジしたい場合
★スキルアップがしたい場合
→社会人の場合、日本では転職活動する際に空白期間が長ければ転職に不利に働く場合があります。私個人の意見としては、「留学、ワーホリともに価値のある経験」だと思っていますが、人によっては「遊んでいただけ」と思う人が居るのも事実です。今日では留学が少しずつ浸透していますが、客観的に考えると「留学」自体は少数派と言った方が正しいです。その為、留学前から「転職に有利になるような留学がしたい」や「今の職場で英語が必要になるから留学したい」「英語を使う職場で働きたい」等の目的がある方は語学留学を選択されやすい傾向にあります。
〇語学力を伸ばしたい場合
〇英語を不自由なく使いこなしたい
→初めから「語学力を確実に伸ばしたい」や「絶対にペラペラになりたい」と言われる方は、ワーホリより語学留学をお勧めする事が多いです。
専門学生・短大生・大学生の場合
番外編として、学生さんの長期留学の場合も「ワーホリで渡航」か「語学留学で渡航」するのか悩まれる方もいます。また、長期休みの度に短期留学される方も居ます。
学校との兼ね合いがありますが、「語学留学だと単位認定が認められるから語学留学」と言われる方も居ますし、「丸1年滞在したいからワーホリ」と言われる方も居ます。
傾向的に外国語に関係のある学部の方は、語学留学を選択される方が多い傾向にあります。
大学や家族との兼ね合いもあるので、相談しながら決めていますが、アイルランドのワーホリは絶対に一生に1回しか出来ないので、「どちらでもいいです」と言われたら、語学留学をお勧めする事が多いです。
最後に
以上が「ワーホリと語学留学での学生ビザの違い」と「何ビザで渡航するのか決める目安」です。
お話しを聞いている中で「語学留学の方が目的にあっているな」や「ワーホリの方がいいんじゃないかな」と思う事もあるので、上記は目安にはなりますが、全員に当てはまるわけではありません。留学の目的が分からない上で説明するのなら、上記の様に案内しますが、直接お話をする場合は回答が異なる場合もあると思います。
アイルランドのワーホリの申請時期は例年1月と7月です。
「ワーホリで渡航しようか悩んでいる方」や「学生ビザと比較したい方」、「何も決まっていない方」もお気軽にご連絡下さい。
次回のコラムは、⑥アイルランド留学の費用感についてです。
この記事へのコメントはありません。