こんにちは
本日は、ホストファミリー視点での不満やトラブルのご紹介です。
前回のコラムは、ホストファミリーのトラブルを学生視点でを書きました。今回の内容は全て、実際にホストファミリーをされている方や語学学校のスタッフから直接聞いた内容です。
部屋が足の踏み場がない位散らかっている
ホストファミリーによっては、「朝はベッドメイキングしてね」や「ゴミは1週間に1回は捨ててね。」等のお部屋の使い方のルールがある家もあります。これらは、指摘が入るレベルではありませんが、足の踏み場がない位散らかっていると嫌がるお家がほとんどです。
24時間電気を付けたままにしている
アイルランド(ヨーロッパ)の家はドアの上がガラスになっていたり、ドアの上が換気出来るようになっているので、部屋の電気が他の部屋に明かりが届いてしまう場合があります。寝る時には豆電球にするなどにして頂き、お部屋の電気は消して欲しいと言われる家庭や家にいないときは電気を消して欲しいと言う家庭があります。
私物を部屋以外に置かないで欲しい
ホストファミリーによっては、子どもがいる場合があります。共用スペース(リビングやダイニングルーム)に私物が置きっぱなしで子どもが壊しても責任が取れないです。もし、物が無くなっても、何が無くなったのかが分からないので、共有スペースに置かれるのを嫌がるホストファミリーが多いです。また、ホストファミリーのお家で物が無くなるとお互い嫌な思いをするので、バスルームセット以外は、基本的に部屋に置く事をお勧めしています。
トイレットペーパー使い過ぎ
これは特に日本人生徒に多いそうです。最近の日本のトイレのレベルは、「ドラえもんの世界ではないか?」と思うレベルで凄く綺麗で、機能性が高いです。そして、昔のお家は別ですが、今日のお家でトイレットペーパーが詰まる事は珍しい出来事かと思います。
私がヨーロッパで生活していて、便座が温かかったり、自動洗浄が着いていたり、勝手に便座が上がったりするのを見たことがないです。また、ヨーロッパの多くの国が水圧が弱いので、トイレットペーパーが上手く流れなかったり、詰まったりするのはよくある話です。さらに、日本のトイレットペーパーは水に溶けやすく流れやすいですが、ヨーロッパのトイレットぺーパーは、日本と比べると比較的固いです。
トイレに関しては、世界で一番綺麗と言っても過言ではないので、日本の感覚でトイレットペーパーを使うと、トイレが詰まる事がよくあります。トイレが詰まる原因が、トイレットペーパーの量が関係することが多いので、「トイレットペーパー使い過ぎ」と相談が来るそうです。
シャワーが長すぎる
アイルランドは光熱費が高いので、20分、30分シャワーを浴びていたら長いと感じます。また、日本は湿気が多いので、毎日シャワー(お風呂)しますが、ヨーロッパでは2~3日に1回しかシャワーに浴びない方やシャワーは毎日浴びるけど、毎日髪の毛は洗わない方も居ますがこちらも人により異なります。毎日長い時間シャワーを浴びていると、不満に思うホストファミリーが居ても不思議ではないです。
帰宅時間の連絡がないから困る
ホストファミリーのお家ではおおよその食事の時間が決まっている事もあります。その時間までに帰るのであれば問題ないですが、そうでない場合は帰宅時間の連絡をする必要があります。前回のコラムでも書きましたが、「連絡がない=一緒にご飯を食べる」と言う認識でいるのに、何の連絡もなくご飯の時間に帰ってこなかったら、「どうしたのかな?」と思います。
例えば、迎えに来てもらう時もそうですが、しつこい位連絡してもいいと思います。私が、空港やどこかに迎えに来てもらう必要がある時は、基本的にバス、飛行機の時間を事前に伝えてうえで、「飛行機乗った」「離陸する」「空港に着陸」「飛行機降りた」「イミグレ通過」等を連絡しています。
バスも同じで、「バスに乗った」「30分位で着く」「後10分位で着く」とストーカーの様に連絡しています(笑)逆に言えばこの連絡が急に途絶えたら、倒れたか、事件に巻き込まれたと思われます。
話はそれましたが、「帰宅時間が遅くなる=食事をどうするか」なので、ホストファミリーと一緒に住んでいて、食事を用意してくれるのなら、連絡はするべきです。
理解してないのにYESと言わないで欲しい
こちらもよくで聞きますが、分からないのに分かったふりしたり、理解していないのにYESと言うと、トラブルの元になります。分からなかったら聞き直したらいいのですが、何回も聞き直すのが申し訳ないと思い、されている方が居ますが、会話の内容が注意だった場合、理解しているのに何回もルールを破ると思われます。それが何度も繰り返されれば、「勝手なことをする」や「ルールを守らない」と思われても仕方がないです。
アイルランドに来たばかりの時は、全く何を言っているのか分からない事もあると思います。私もそうでした。でも、「もう一回ゆっくり言ってほしい」と言えば必ず対応してくれます。分からなければ、分かるように説明してくれるホストファミリーの方が多いです。
後から不満を言われても困る
英語圏に住んでいるとよく、「大丈夫?」「何か困ったことない?」と確認される方が多いです。日本の国民性もありますが、「不満や嫌な事があれば伝える必要」がありますし、「NOならNOと言う必要」があります。しかし、私も含めてそういう教育を受けていないので、いきなり自己主張してと言われても難しいと思いますが、言わないと伝わらないです。くみ取って貰おうなんて不可能に近いです。
もちろん言い方があるので、「何でもかんでも言って良い」と言うお話ではないですが、日本の一般常識の範囲内での聞き方であれば、それがトラブルになる事はまずないと思います。例えばホストファミリーが善意でしてくれている何かがあって、それを止めて欲しいことがある時に、「~だから遠慮したいな…」って言うのと「有難迷惑だから
」と言うのでは意味が違います。弊社にお申込みされている方はご存じかと思いますが、結構弊社も確認している事が多いです。渡航前オリエンテーションの時でも渡航直前オリエンテーションの時でも、「分からない事や聞きたい事ありますか?」とよく確認します。「ありません。大丈夫です」と言ったのに、後から「聞いてないです」と言われても、何が知りたいのか分からないと説明することも出来ません。そのため、自主的に質問して頂く必要があります。
さいごに
ホストファミリーをしているお友達のお話を聞くと、コミュニケーションの部分が大きいので、多くの事はコミュニケーションを取る事によって解決することが多いです。
上記以外の事でトラブルになる方も居れば、自由にシャワー浴びて良いよと言う方もいるし、本当に例えでしかありません。今回はトラブルが多い内容の紹介なので、是非参考にしてください。