こんにちは
本日はアイルランド留学、ワーホリのデメリットについてです。
留学を検討されている方は、必ずメリットもデメリットも把握したうえで、渡航されたいかと思います。実は以前ブログでデメリットについて紹介しています。この時は、①住宅問題 ②書類手続き ③病院 ついて案内をしています。
今回のデメリットはもう少し軽い感じの「アイルランド留学で一般的に言われているデメリット」でご案内しようかなと思います。ただ、アイルランドで一般的に言われているデメリットを私はあまりデメリットと感じていないので、賛同出来ますか?と聞かれると「・・・。」という感じです。
デメリットはありとあらゆるサイトに掲載されているので、普通に書いても面白くないため、今回は「本当にデメリットなのか」について個人的な意見を書こうかな…と思います。
このコラムは少し捻くれています。普段のコラムでは、私の意見を前面に出すことはあまりないのですが、このコラムは敢えて前面にだしています。そのため、下記内容が理解出来ない方も居ます。あくまでも私の個人的な意見なので、一切のクレームは受け付けません。あえて捻くれて書いているので、苦手な方はスキップして下さい。
一般的に言われているデメリットは、下記の通りになります。
天気が悪い
アイルランドを調べていると必ず出てくるのが、雨の多さと冬の悪さ、冬の日照時間の短さについてです。
皆さんは天気が悪いと言うのは何を示しますか?多くの方が雨の日の事を指すとと思います。前回のアイルランドの基本情報のコラムで天気について書きましたが、確かにアイルランドは雨が多いです。さらに雨が降ったり止んだりを繰り返して、天気が良いからと思い洗濯機を回して、5分後には嵐のようになることもあります。天気予報が外れる事も多く、あまり天気予報があてにならないのも事実です。さらに冬の寒い時期は長く、日照時間が1日8時間あるか?ないか?の時期もあります。
上記の事をだけを言えば天気が悪いのはデメリットかもしれません。
しかーし、アイルランドの夏はどうでしょうか?
日本の溶けるような暑さはありません。湿気が多い日本は日陰に行っても暑く、クーラーがないと熱中症で事故が発生する国です。アイルランドにはこのような暑さは皆無です。夏の時期は22時頃まで明るいです。
私が日本で日本語教師のアルバイトをしていた時に、ほとんどの国の生徒さんが「日本の暑さは耐えられない」と言ってました。中にはアフリカ出身の生徒さんも居ましたが、「アフリカより夏は過酷」と言っていて、衝撃でした。
何を基準にするかによりますが、私は暑いのより寒い方が得意なので、「猛暑と厳冬」を比べた時に私の苦痛は猛暑です。何回も言ってますが、大前提として冬は寒いです。寒いから冬なのです。
しかし、雨が多く冬の日照時間は短いのでデメリットの一つと思っても間違いではないと思います。
食事が美味しくない
アイルランドの食事は美味しくないと言うのもよく聞きます。お電話のご相談の際にも、多くの方が「でも、アイルランドの食事って美味しくないんですよね?」と聞かれることも多いです。
人の味覚は3歳までに土台が決まると言われています。私の感覚だと多くの家庭で使われている調味料は「出汁、醤油、みりん」かと思います。アイルランドでこの3個を利用するのが一般的ですか?と聞かれると、「塩、コショウ」が一般的です。と答えます。
私たち日本人は、「出汁、醤油、みりん」で味付けされた料理を好むなら、アイルランドでは塩、胡椒で味付けされるのが一般的です。もちろん、その他の調味料が日本でもアイルランドでも使われていますが、分かりやすく例えると上記なります。
これを考えるとそもそも、味の好みが違うので、日本の味付けが好きな人から考えるとアイルランドの味付けは好みではないです。「まずい」とか「美味しい」とかではなくて、好みの味付けでないです。
例えば、海外で生活していると、久しぶりにお味噌汁飲むと「ホッとした気持ち」になりますが、外国人が同じ気持ちになるかと言われるとなりません。お味噌汁の美味しさが分からないと言う方も居ます。
「アイルランドのレストランは美味しくない」と言われるかも居ますが、美味しいお店もあれば「あれ?」と思うお店もあります。日本でも同じで「あれ?」と思うお店もあります。ただ、日本のレストランで感動することがあっても、アイルランドのレストランで感動する事は私はないです。それでも、幸せを感じる事はたくさんあります。
感動するお店の定義は人により異なりますが、私の場合は「割烹や小料理屋」なので、そもそもアイルランドにお店がほぼないです。私の場合は、パスタやピザ、ステーキ、ハンバーガーを食べて美味しくて幸せと思いますが、感動するかと言われると少し違う気がします。また好きな時に本格的な「日本料理」を食べれないので余計感動すると言う可能性もありますが、これは私の味覚話です。
次に自分で自炊する場合についてですが、食材の一つ一つを考えた時にアイルランドの野菜は美味しいです。日本に居た時にブロッコリーは嫌いでしたが、アイルランドに来てからブロッコリーにはまり、アイルランドで一番ブロッコリー消費している!と思う位ブロッコリーを食べていました(笑)
「アイルランドの主食って芋ですよね…」と聞かれますが、「アイルランドのお芋は馬鹿に出来ない」です。ジャガイモがあそこまで美味しいのは、ある意味芸術です。私のジャガイモ消費率も高いので1日1芋はしている気がします。ご飯を食べる時でもジャガイモ食べます。
お肉についても、和牛とアイルランドのお肉屋さんのお肉を比べる場合は和牛の方が美味しいです。個人的には黒毛和牛は、世界で一番美味しいお肉です。しかし、パックで売られているお肉を比べると恐らく大差はないと思います。
魚については、ホタテ、鮭、タラについては、アイルランドの方が美味しいです。鮭とタラの肉厚は素晴らしいです。日本の鮭がペラペラに見えるくらい、アイルランドの鮭とタラは分厚くてふわふわで美味しいです。
「食事が美味しくない」の結論は、レストランやホストファミリーが作るご飯は、好みの味付けではないから美味しくないと感じたり、単調に感じたりすることはあるかもしれないです。
美味しいご飯の定義については、もちろん人により異なります。オンライン相談時に自炊について聞かれるのですが、「自炊については自分の腕次第ですが、私が作れば私は美味しいです。これは私が料理が上手と言っているのではなくて、私の好みの味なるから美味しいのです。私の好みの味と食べる方の好みの味が違えば、美味しくないです。基本的に自炊をするなら、自分の好みの味になるから美味しく作れると思います。自炊をした事ないのなら、苦戦するかもしれないですね。」とよく説明します。
結論、「アイルランドのご飯が美味しくない」は間違えかな…と思います。
アイリッシュアクセントが強い
これもよく聞かれますが、そもそも、皆さんが思っている綺麗な英語ってなんですか?
よく言われるのが、日本はアメリカ英語を勉強しているからアメリカ英語の方が分かりやすいと言います。しかし、私がほぼ毎日会っているお友達がテキサス出身のアメリカ人です。たまに彼女が何を言ってるの分からない事があります(笑)特に初めて会った時は、え?って思っていました。1日一緒に居ると慣れるので、その後は気にならなくなりましたが、単語が違えば私は理解出来ないです。この前downtownって言ってた時には一瞬「・・・」ってなりました。
そういう意味では、アイルランドはイギリス英語なので、単語や文法が違えば一瞬混乱すると思いますが、アイルランドのアクセントが凄くひどいとはあまり思わないです。ただ、一部の地方の地域は「Hello」すら聞き取れない位アクセントがある場合もあり、ここまで来ると分からないと思います。
皆さんが行くであろう都市はアクセントがひどすぎて分からないと言うのは、本人のリスニングの問題かなと思います。私はアイルランドで英語を勉強し、最近ひっそりと英語の勉強を再開しているのですが、特定のアクセントが聞き取れないのであれば、改善する必要があると思います。私も完璧ではないので、もちろん会話をしていて分からない事は出ますが、聞き返せばいいです。聞き返すことが出来ない位分からないのであれば、英語の勉強が必要です。
それでも、カナダやオーストラリアと比べるとアイルランドの英語は確かに聞き取りにくいと思います。しかし、以前のブログにも書いたように、そもそも英語話者の中でネイティブより非ネイティブの方が多いので、○○人の英語が分からないは本人が困ると思います。
傾向的には英語力がある方の方がアイルランドのアクセントに苦戦している方が多い気がします。アイルランドが初めての留学先で、そんなに勉強していなかったと言う方の方がスムーズに受け入れているような気が生徒さんのお話を聞いていると思います。
なので、全ての英語にアクセントがある中で、アイルランドの英語は強いアクセントの部類に入るが、渡航先を変える必要まではないと言うのが私の見解です。
娯楽が少ない
アイルランドは自然が綺麗で、のんびりした国です。東京やロンドンのような忙しい感じはありません。首都のダブリンですらある程度の都会で、規模が大きいとは感じません。そうなると、アイルランドの8カ月の長期留学、1年のワーホリや正規留学をしているとアクティビティ的な事があまりないので、途中で飽きる方が稀に居ます。
昨年は、イギリス留学をしたかったけど、YMSが当たらないからアイルランドに渡航したが、する事がなくてイギリスの短期留学に切り替えたいと相談され、イギリス留学に変更された方もいます。
弊社の場合は、出来る限り等身大のアイルランドを説明していますが、100%完璧に伝えるのは難しいです。どれだけ私が細かく説明しても、「思ってたのと違う」と感じることは必ずあると思います。
その中で一つ言えるのは、「アイルランドは娯楽が少ない」ですが、何が好きなのかにより異なります。例えば、サイクリングやハイキングが好きな方ならアイルランドは最適な場所です。
私みたいに酒豪であれば、アイルランドはパブだらけで天国です(笑)さらに、私はショッピングが嫌いなので、買い物に興味が全くないため、普段買い物をしない私からするとどうでもいい話です。
「そうは言っても、服は必要じゃないですか?」と聞かれますが、本当に服については、2~3年に1回位まとめ買いしにフランスやイタリアに行くのですが、本音を言うと罰ゲームのようなものです。わざわざ買いに行っても、全く同じデザインを色違いで複数購入するので、一緒に行っている人からは「本当買うの?」って言われます。店員さんにも「え?」って顔されますが、着飾る事に興味がないから、何を買ったらいいのか分からないので、いつも似たような服を着ています(笑)
オシャレ好きな彼氏が居れば、その彼の好みの服になります(笑)本当に着せ替え人形です。あまりにも露出が多いとか、ロリロリっぽい服は嫌ですが、それ以外は本当になんでもいいです。肌が弱いのでどちらかというと、体が痒くなる服かどうかで決めています。
私みたいな方であれば、ショッピングが充実していないアイルランドでも不満に思うことはないですし、昼からパブに行けるので本当に天国です。
初めは観光気分で渡航しても、必ずどこかで日常になる時が来ます。その時は、日本ではどういう風に過ごしているのか思い出してみて下さい。
例えば、お友達とショッピングに行ったり、カフェに行ったりするのが普通なら、アイルランドに来て急にお酒を飲みだすと言うことは少ないと思います。甘いものが好きじゃない人が、アイルランドに来て急に甘いものが好きなることもないと思います。
でも、アイルランドに来てから、ハイキングやウォーキングにはまる人はいると思います。日本では公園でお友達とおしゃべりすることはなくて、アイルランドに来てから公園でのんびりすることもあると思います。
遊び方が違うので、初めは新鮮な感じがしますが、私は日本に居た時から「友達と遊ぶ=飲みに行く」なので、これが大きく変わる事はありません。逆に言えばお酒が全く飲めない人と遊びに行くことは少ないです。
確かに娯楽は少ないかもしれないですが、その場所にあった遊び方を見つければ楽しく生活する事は出来ます。私はアイルランドに来てから、信じられない距離をサイクリングしたり、ハイキングに行ったりしますが、日本ではしていなかったです。最近はまっている水泳も、日本では行っていなかったです。
なので、娯楽についてはショッピングやイベント的な事をメインとして考えるとアイルランドは娯楽が少ないです。しかし、お酒・カフェやハイキング、サイクリング等の自然をメインとして考えるとアイルランドは娯楽が多いです。
東京や大阪のような大都市は中々ないですが、福岡や名古屋が田舎と感じる方アイルランドは物足りないと感じるかもしれません。しかし、地方都市が好きな方はアイルランドが楽しいと感じます。「娯楽が少ない」は、娯楽の種類や留学生の好みに左右される部分が大きいです。
英語力が必要
アイルランドは語学力が必要とよく言われますが、外国に住むのならどこに行こうが語学力は必要です。英語、スペイン語、中国語、イタリア語、何語でも構わないですが、日本以外に住むのならある程度の語学力が必要です。なくてもなんとかなる国もありますが、そもそもワーホリや語学留学に行くのなら、語学力を伸ばすために行く方が多いので、アイルランドを選択すると言うことは必ず英語を使わないといけないので、デメリットではなくメリットだと私は思います。
「英語力必要ですよね?」と聞かれますが、日本以外に住むのなら語学力は合った方がいいですし、これに関してはどういう意図なのか分かりませんでした。「オーストラリアやカナダだと、英語が全くできなくても、仕事が見つかるけどアイルランドだと見つからない」と言う意味で英語力が必要と言ってるのであれば、そんなに英語力がなくても見つかっている人は居ます。
仕事が見つかりますか?の問い合わせも頂きますが、これは分かりません。「多くの方が見つかっていますが、途中で諦める方も居ます。諦めなけば見つかります」と答える事が多いです。
この英語力については、私的にはデメリットと言うより「英語を絶対に話さないといけない環境」と考えるとメリットの部類に入る気がします。
情報量が少ない
アイルランドは情報がとにかく少ないです。アイルランド留学をもっと広めたいので、頑張ってはいますが、全然力及ばず
出ている情報も間違えていたり、古かったり、個人の意見が強すぎたりとその時の感情で書いている物も多いと思います。なので調べていた情報と違ったと言われることも多いです。その為、オンライン相談時では「調べていた情報と違いました」や「意外でした」と言われることも多いです。弊社もコラムを書く時は出来るだけ、客観的に書くように努力はしていますが、100%の方が同意出来る内容は無理だと思っています。色々な価値観や考え方があるので、データに基づいた内容であれば回答は一つですが、感覚の部分については、絶対に正反対の意見があります。ネットで出ている記事が全て正しいとは限りません。
弊社の場合は現地エージェントなので大体の事は把握しているので、お申込み頂いる生徒さんから「情報がなくても困ります」と言われた事がないです。渡航後でも、「聞いてた話と全然違う」と言われたこともないです。お申込者を対象に、渡航前オリエンテーション、渡航直前オリエンテーションを行っていますが、アイルランドや語学学校、ホームステイについての質問数は多い気がします。通常2時間以内に終わる予定ですが、質問攻めの方だと3時間程度かかる方も居ます。
自力で渡航する方や他のエージェントに「アイルランドはオススメ出来ないと言われた」と聞くので、人によっては情報が少ないと感じるかもしれないです。
稀に私にエージェントの選び方については聞かれる事もありますが、私が留学するのであれば、
①レスポンスの速さ
②変わった質問でも答えてくれるか、調べてくれるか
③ネットに出ているような情報は把握しているのか
④悪いことも教えてくれるか
で選ぶと思います。
情報が少ないについては、留学エージェントを利用するのであれば、ある程度の情報はもらえるはずですし、弊社にはこのような類のお申し出は発生したことがありません。しかし、一般的にはアイルランドの情報は少ないので、留学エージェントを使い情報収集するのがいいかなと思います。
日本人が少ない
日本人が少ないのはメリットでしかないと思います。全くいないわけでもないですし、ある程度は知り合えると思います。全体的に日本人が少ないのは語学学校にも日本人が少ないので、英語を話す機会にもなりますし、完全にメリットです。
人によっては日本人が少なくて寂しいと感じる方も居るかもしれないですが、私がお電話でお話を聞いている限りでは、「日本人が少ないからアイルランドを選んだ」と声が多いです。
日本人と関わらずに生活しようと思えば可能ですし、ある程度だけ関わろうと思えばそれも可能で、仲いい友達を作ろうと思えば可能です。
せっかく留学しに行くのなら日本人が少ない環境で挑戦するのは、いい事だと個人的には思うので、私はデメリットと感じていないです。
日本食が手に入りにくい
基本的な日本食は手に入ります。例えば、「日本米、醤油、みりん、料理酒、だし、お味噌」等です。ただ、高いので私は日本から持ってきています。なんの日本食が欲しいのかによりますが、明太子が欲しいと言われたら、アイルランドにはないかもれないです。納豆、わかめ、のり等も売っているので、何を持って日本食が手に入りにくいと言っているのかが分かりませんでした。私が普段購入したい物と皆さんが欲しい物は違うので、「これはアイルランドで買えるの?」という疑問があれば教えて欲しいです。私が生活している分には、高いですが手に入らなくて困ると言うことはないです。
なので、日本食が手に入りくいのがデメリットとは全く思わなく、一般的な日本食は手に入ります。
さいごに
以上が一般的に言われているアイルランド留学、ワーホリのデメリットです。
何を目的に留学をするかにより、デメリットはメリットに変わりますし、メリットがデメリットに変わる事もあります。
どこの国にいくにしてもいい事もあれば悪いこともありますし、楽しいだけが留学ではありません。
私を含めて嫌な思いをする事だってあるし、腹が立つこともあれば、むかつく事もあるし、苦労するのが大前提です。それでも得る事があるから留学する価値があると私は考えていますが、それを生かすも殺すも自分次第です。
今回のブログは、アイルランド留学、ワーホリのデメリットでしたが、冒頭にも書いたように普通に書いても面白くないので毒づいてます
次回のコラムでは都市選びについてご案内です。