ディズニー映画が英語学習に最適な理由

本日は個人的にオススメな英語学習法の一つ、ディズニー映画についてです。

ある程度の英文法の勉強(中学・高校レベル)が終わったら、リスニングの勉強を兼ねて洋画、海外ドラマ、YouTubeを視聴される方が居ます。もちろん、これらが悪いとは思わないですし、そこから学べるものはたくさんあると思っています。洋画やアメドラで勉強して意味があるかと言われると、その方の英語レベルにより左右されます

例えば、中学英語が分からない方が高校英語をしたら必ず躓きます。これは英語だけに限らず数学でも、数三が終わってない方が数四の勉強をしても意味が分からないのと同じです。高校の勉強が終わってない中学生がセンター試験受けるのと同じです。勉強していく中で必ず段階があります。

英語のリスニングをいきなり洋画、海外ドラマ、洋楽でリスニングの勉強をしようとしますが、結構無謀な事をしているかな?と個人的には思っています。「何がオススメなの?」と聞かれたら私はディズニー映画をオススメします。そのため、本日はディズニー映画がオススメな理由です。

目次

ディズニー映画がオススメな理由

ディズニー映画は、5歳児前後が理解出来る英語の文法や単語しか利用されていないです。(たまに、大人にしか分からにブラックジョークを言っている事もあります。)さらに、ほとんどが中学レベルの英語しか利用していないですし、スラング、汚い言葉もなく、英語学習の教材としては完璧です。さらに、発音もクリアですし、多くが一般的な日常英会話です。洋画や海外ドラマに出てくる、殺人や誘拐、暴力等の乱暴な表現や、裁判、医療、推理等の難しい内容も基本的にはないです。

現地の5歳児がどれ位話せるのか分からないと言われる事もありますが、日本の子どもに置き換えると分かりやすいです。2~3歳だと成長スピードによって発語が多い・少ないがあります。場合によっては、ディズニーよりアンパンマン等が好きかもしれないです。英語圏で言えば、Peppa pig等です。この次の段階が、ディズニー映画等のストーリー性が強い映画です。多くの5歳児は自己主張をする事が出来ますし、コミュニケーションを取る事も出来ます。幼稚園に通っていれば、お友達を作る事も、家族以外の誰かと信頼関係を構築できる年齢です。これは、英語圏でも当てはまります。ディズニー映画は、日常生活をメインとしている、比較的簡単な文法・単語が利用されていて英語の学習教材として優秀です。

・中学校レベルの英会話が多い
・日常英会話ベース
・発音がクリア

ディズニー映画が向いている方

・中学レベル、高校レベルから英語の勉強をされている方
・リスニングが苦手な方
・日常英会話を勉強されたい方

イメージ的には、英語の基礎を固めて、日常英会話が出来るレベルを目指している方や、コミュニケーションとして英語を使いたいと思っている方にオススメです。

ディズニー映画が向いていない方

・試験対策を行いたい方
・既に日常英会話が出来る方
・ビジネス英語を学びたい方

全く知らない外国人と2時間、文で話す事が出来て、単語や文法に困る事がない方は、日常生活レベルの英会話があるはずです。そのため、ディズニー映画の勉強の段階は終わっているので、勉強する必要はありません。ビジネス英語については、お問い合わせが多いので来年になると思いますが、どこかで紹介したいなと思います。

ディズニー映画の勉強方法

先程も書きましたが、ディズニー映画は簡単な英語しか使われていないのに、残念ながらこれが理解出来ないのです。私もアイルランドに来た当初は理解していなかったです。でも、どうしても英語が必要な状況が来て、勉強するしかない状況に追い込まれた時に、私が勉強していたのがTOY STORY2です。

TOY STORYにした理由は、ディズニー映画があまり得意ではなかったのと、当時の私はミュージカルが苦手だったので、ひたすら見続けれられそうなのがTOY STORYでした。別にアナと雪の女王でも、ラプンツェルでも何でもいいです。

いきなり英語で見ても分からないのでまず日本語で1回見て、おおまかなストーリーを覚えました。日本語で見たらもちろん全部意味が分かるし何の話かも理解します。

次に、英語、日本語字幕を3~5回見て、なんとなくリンクする場所を増やしていきました。その次に、日本語、英語字幕も3~5回見て分かる表現を増やしていき、明らかに分からない単語をピックアップしていったのですが、この時は文法までピックアップする事は出来ていないです。はっきりとした回数はもう覚えてないのですが、恐らく10回前後は日本語が聞けるまたは見れる状態で見ていたはずです。

その次にしたのが、英語、英語字幕でひたすら見ます。途中で題材を変えるとまた分からなくなるので、とにかくTOY STORY2をひたすら見てました。ずっと見ているとセリフを覚えるようになります。当時1日1回は見ていたので、ご飯を作りながら見て、ベッドに入ってからもひたすらTOY STORYを流し続けました。朝起きても、TOY STORYを聞きながら準備をしてとにかく聞きまくります。

これをし続けていると、日本語に訳すことは出来なくても、英語で何を言っているのかが分かるようになります。意味が分からなくても、発音が分かると言った方が伝わりやすいかもしれないです。この状態を「英語の耳になれる」と表現することが多いと思います。英語で聞いて、英語の字幕を見ると言う勉強は、1カ月はしていたと思いますが、はっきりとした期間は覚えてないです。

上記の事をしていると、もう覚えたよ!となりました(笑)50回も60回も見ていたら覚えるでしょう。次の段階は、英語字幕を消して英語で聞き、文字起こしを開始しました。これが本当に大変で、90分の英語の文字起こしを見るのに1週間はかかっていたと思います。始めはスピードが早すぎるので、0.8倍速にして一時停止をたくさんして頑張って書いていました。実際に文字起こしすると間違えだらけです。自分の間違えやすい箇所が分かるようになります。全部終わったら、また英語の字幕を付けて答え合わせです。1番初めてした時は、ビックリする位間違えていました。

これをひたすら続けていました(笑)よく飽きなかったなと自分を褒めてあげたいです!でも、100回以上TOY STORY2を見ていると飽きました。途中で違う題材に浮気をして、TOY STORY3を見たことがあったのですが、この時に何を言っているのかがビックリする位理解できるようになっていました。TOY STORYだから分かるのかな?と思い、アナと雪の女王も見たのですが、やっぱりなんて言ってるのか分かるのです。アナと雪の女王は日本語で見たことがなかったのですが、英語で何の話かが分かってビックリしたのを覚えています。

アナ雪も分かるのに、日常生活の中では自分の英語力が伸びたとは実感していなかったです。でも、このTOY STORY2と戦っていた時に、周りから英語凄い伸びたよねと言われる事はありました。しかし、本当に実感がなかったのです。語学学校に通ってもすぐに英語の上達を実感しないのと同じ状況で、1週間、2週間、1カ月等の短期的な期間だと分からないと思います。

でも、1年前の理解度と今を比べると全然違う事に気づきます。英語の上達は試験で数字にするか、1年前の自分と比較するのが最適だなと私は思っていますが、何を目指しているのかによります。

このコラムを見ている方は、きっと留学や英語学習に興味がある方が多いはずです。リスニングに悩んでいるのなら、本当にディズニー映画がオススメです。ディズニー映画が分かる様になったら、洋画やアメドラ、洋楽等で勉強して行ったらいいと思います。

番外編:海外ドラマの場合

ディズニー映画の後に私が見続けていたドラマは、Prison Breakです。さすがに文字起こしはしてないですが、シーズン1~2は30回は見ていると思います。我ながらよくここまで飽きもせず見れるなと思います。Prison Breakも、ディズニー映画と同じで、日本語シーズン1~2をまずは英語×日本語字幕で見て、その後はひたすら英語×英語で見ます。分からない単語は全部調べていくと言う事をひたすらしていました。

この時に役立ったのがディズニー映画の文字起こしで、ディズニー映画は基本文型しか出てこないですが、Prison breakは応用編が出てきます。ディズニー映画で文字起こしをしていたので、基本的な文型は頭に叩き込まれていたので、少し自分で調べると理解することが出来ました。

さいごに

こういう地道な事をしていたり、勉強を続けていると、気づいたら英語が話せるようになったと言った方が正しいです。いつから満足するようになりましたか?と聞かれても本当に覚えていないです。私は語学学校に通っていないので、ある程度の事を理解するのに3年近くはかかっていると思います。語学学校に通っていれば、語学を教えるプロがつくので、もっと近道が出来たと思います。今思うと失敗したなと思っています。

諸事情でIELTSのスコアが必要になり、受験したのですが4技能のスコアにバラつきがあったので、1年~2年前位からIELTSの勉強を少しずつしているのですが絶賛挫折中ですIELTSの高スコアは、ディズニー映画ではもちろん無理で、それなりに勉強しないと私が欲しいスコアは取れないと思いますが目標スコアはまだ内緒です(笑)

しかし、ディズニー映画のプロフェッショナルになれば、日常英会話は間違えなく出来るようになります。しかし、途中で飽きる方は多いと思いますが、飽きる・飽きないの次元では私の中ではなかったです。ストーリーも気にしていなかったです。とにかく会話を聞き続けると言う作業でした。これは、教材でも同じことが言えて、私のようにディズニー映画が全く分からない場合は中学英語・高校英語も怪しい場合があります。その為、ディズニー映画を始める前に中学英語は先に勉強するのがオススメです。この時も教材は1個に絞り、同じ教材を3周して一つの教材を確実に理解していく方が上達が早い傾向があります。

既に、中学英語が分かる方は高校英語を完璧にしたらいいと思います。中学英語と高校英語の単語を全部覚えたら、4000~5000単語は把握しているはずです。日常英会話において、必要な英単語数は、3000語前後と言われているので、大学レベルまでは勉強しなくていいのでは?と思います。

本来であれば、高校英語まで完璧にした場合は、文法的、単語的には話せるはずです。でも、話せないのは、日本人が苦手とする「スピーキング・リスニング」が原因となっている事が多いので、これは留学で鍛える事が出来ます。以前のコラムでセファールのレベル分けについて書きましたが、日本人は文法的にはB1レベルになっているのに、「スピーキング・リスニング」で1レベル下のA2クラスに行かれる方も居ます。

一人一人向いている勉強法があり、ディズニー映画が全員に向いているとは思っていますが、英語教材としては優れているのは周知の事実です。ディズニー映画が分かるようになれば、洋画やアメドラは50%位は理解できるようになりますが、専門用語が多いシーンは理解が難しいと思います。話すスピードが速いので、初めは聞き取れないと思いますが、繰り返し行い慣れていくしかないです。

以上が、ディズニー映画がオススメな理由でした。

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この記事を書いた人

アイルランドにある現地留学エージェントです。アイルランド在住歴が長いからこそ分かる、「アイルランド留学に役立つ情報」をお届けするブログです。

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