イギリスの語学留学は、1週間~6ヵ月までビザ不要の短期留学、6ヵ月超過11カ月未満のビザ申請が必要な長期留学、50歳以上のシニア留学などがあり、留学期間中は語学学校に通うのが一般的です。留学期間は、最短1週間から最長11カ月までです。語学学校の入学日は毎週月曜日です。イギリス留学は、大学生や20代~30代の社会人に人気でしたが、現在は小学生から定年を迎えた方まで、幅広い年齢層の方がイギリスに渡航されています。
短期留学と長期留学 それぞれのメリットは?
短期留学
一般的に短期留学は3カ月未満の短期留学を指すことが多いですが、イギリスの場合6ヵ月以下の留学はビザが一切不要の為、便宜上6カ月未満を短期留学と呼びます。イギリスの語学留学は1カ月未満の短期留学が最も多い渡航期間です。
- 旅行では体験できない事が経験出来る
1週間の旅行と1週間の語学留学では経験出来る事が異なります。語学学校には、世界中から様々な価値観を持ち、異なる文化、習慣がある学生と知り合います。「英語習得」と言う共通の目的を持った世界中の留学生と友達になる事が出来ます。
- 環境を変えずに渡航が出来る
長期間の留学は、休学、離職、休職など決断するのに時間がかかり、環境を変えるのに抵抗がある方も居ますが、短期留学は、1週間から渡航する事が出来るので、現在の環境を変えずに気軽に留学が出来ます。
- 挑戦しやすく、長期留学のイメージがつく
渡航前に必要な手続きがほとんどないうえに、荷物も少なく挑戦がしやすいです。短期留学を「お試し」して、その後に長期留学やワーキングホリデーで渡航される方も居ます。
長期留学
一般的に長期留学は3カ月以上の留学を指すことが多いですが、イギリスの場合6ヵ月超過の留学で学生ビザの申請が必要なため、便宜上6カ月超過の留学を長期留学と呼びます。イギリスの語学留学は、学生ビザを取得してもアルバイトをすることは出来ません。
- 現地の文化を知ることが出来る
渡航して初めの1カ月位は、驚く程早く時間が過ぎるため生活をする事が大変で、気づいたら時間が経過しています。長期間滞在する場合は、その国の季節のイベントや文化、生活習慣を知ることが出来ます。
- 視野が広がり、価値観が変わる
長期語学留学やYMSでの滞在者の中のアンケート結果で、留学して一番良かった事は「価値観の変化」を挙げる方が非常に多いです。もちろん語学力の向上もありますが、海外に一定期間住まないと理解出来ない事がたくさんあります。例えば、日本の素敵な所が分かる反面、日本にはない海外の素敵な文化もあります。価値観が変わり、海外移住を目標に計画を立てる方も居ます。
- 語学力が身につく
語学の習得には時間がかかります。渡航前の勉強時間や渡航後のイギリスでの過ごし方により左右されますが、1レベルアップするのに必要な時間は約300時間です。短期留学では実感しにく語学力の向上を実感することが出来ます。
語学学校の選び方
「目的をはっきりさせよう」
短期留学が人気なイギリスは、留学の目的がそれぞれ異なります。
「英語をしっかりと勉強されたい方」「イギリス生活・ロンドン生活を体験されたい方」「大学進学も目標とされている方」「シニア留学がされたい方」など、目的をはっきりとさせ、目的に合うコースを選択しましょう。
「開講されている英語コース」
語学学校では、全く話せない人向けの初級レベルから大学留学や現地就職を希望されている上級レベルまで用意されています。「一般英語コース」や「マンツーマン指導」「試験対策コース」「ビジネスコース」「シニアコース」など幅広く開講されています。
開講されている時間も異なり、「午前中のコース」「午後のコース」「夕方~夜のコース」があります。時間帯により、授業時間数も異なりますが1週間に5時間~30時間前後英語を学ぶことが出来ます。
最も人気なコースは、午前中の週に15時間~20時間の一般英語コースです。
「都市選び」
英語コースが決まれば、次は都市選びを行います。
イギリス留学=ロンドン留学と思われている方が多いですが、イギリスにはロンドン以外にも素敵な都市がたくさんあります。ハリーポッターに憧れている方は「オックスフォード留学」イギリスらしい街に行き方は「エディンバラ留学」、夏の時期にリゾート気分を味わいたい方は「ブライトン留学」、一味違う留学がされたい方は「ブリストル留学」、サッカーが好きな方は「マンチェスター留学」など渡航先も様々です。
「学校の特徴」
参加したい英語コースと都市が決まるといよいよ学校選びを行います。「学校の規模数」「学校の雰囲気」「クラスの人数」「学校の設備」「立地」「費用」などから学校を絞っていきます。
多くの方がどんな学校がいいのか分かりませんので、メール相談やオンライン相談で希望を伺い、希望に沿った学校を2~3校程度紹介致します。
「滞在先」
留学期間中の滞在先は、語学学校が提携している「ホームステイ」や「学生寮」に滞在されるのが一般的です。過去に1度も留学経験がない方は、人生経験としてホームステイを選択される方が多いです。2カ月以上滞在される方は、ホームステイと学生寮、両方に滞在される方もいます。滞在期間が3カ月以上の場合は現地でシェアハウスに挑戦することも出来ます。
渡航前の流れ
渡航先を決め、情報収集 8ヵ月~6ヵ月
どこの国に行きたいのか、何がしたいのかを明確にし、渡航先を決めます。
留学エージェントに相談のご予約を行い、語学学校の見積り算出、費用の確認
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語学学校・滞在先の申込 6カ月前~3カ月前
語学学校が決まったら、お申込みをします。
当店では、お申込み後に渡航前オリエンテーション、ビザの必要の有無、履歴書のサンプル提供、必要な持ち物、航空券の購入方法、海外医療保険のご紹介等を行っています。渡航前にある程度の疑問は解決できるので、ご不明な点は渡航前オリエンテーション時にお電話にて、1:1で確認が出来ます。
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渡航前のビザ手続きなどの準備 3カ月~1カ月前
出国するべき前に行う手続きをご案内しています。
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必要品の購入・最終確認 1週間前~2週間前
当店では、渡航前の最終確認を渡航直前オリエンテーションで行っています。再度必ず必要な書類、荷物、注意事項等を再度ご案内しています。
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出発 現地サポートをお申込みされている方は、現地サポートが開始します。
※6カ月未満の留学は現地サポートを無料で提供しています。
1日の流れ
7:30 | 起床 |
8:00 | 朝食(オートミール、シリアル、トースト等) |
8:30 | 登校 |
9:00 | 授業 |
10:30 | 休憩 |
11:00 | 授業 |
13:15 | 昼食(サンドウィッチ、フルーツ等の軽食) |
14:00 | 学校のアクティビティ参加 |
18:00 | 帰宅 |
19:00 | 夕食(パスタ、ピザ、チキン等の一品料理が多い傾向) |
20:00 | 自由時間 |
23:00 | 就寝 |
語学留学の費用の目安
語学学校費用・滞在費・航空券・現地生活費の合計金額 | |
1カ月 | 40万~60万円 |
3カ月 | 80万~150万円 |
6ヵ月 | 150万~300万円 |
11カ月 | 300万~400万円 |
学校や地域により留学費用は大きく異なるため、お問い合わせの際に予算を教えて頂けるとご案内がしやすいです。
どれくらい英語が話せるようになる?
1カ月…英語を聞く事には慣れて、話すことにも抵抗がなくなります。
2カ月…学校の授業も理解が出来はじめ、非ネイティブ同士であれば会話が出来ますが、グループでの会話やネイティブとの会話は難しいと感じます。
3カ月…留学当初と比べると、話せるようになったと感じる方が多いです。留学未経験者から見ると、「英語が話せるようになって凄い!」と言われる方が多いですが、本人はまだ満足していない事が多いです。
6ヵ月…日常英会話であれば問題なく出来るが、トピックによっては分からない事がまだまだあります。英語の習得には時間がかかる事を実感します。
11カ月…生活で困る事も少なくなり、ヨーロッパ旅行に行くのも全く抵抗がなくなりますが、多くの方が想像している「ペラペラ」にはまだ時間がかかります。
11カ月滞在しても皆様が思う「ペラペラ」になるのは難しいですが、英語でコミュニケーションを取る事は出来るようになります。海外旅行に行っても、ホテルやレストラン、お買い物で困る事は少なくなります。