アイルランド留学、ワーホリの失敗って?「こんなはずじゃなかった」とならないためには?

こんにちは
Japan Ire­land Adven­tures Ltd, アイルランド留学情報のAmiです😊

先週は現地でMeeetupをしたり、団体さんの対応でバタバタしており、ブログをサボっていました😞
前回のブログでは、英語の取得時間について書きました。簡単にまとめると、英語習得にはかなりの時間がかかりますという事です。
今回は、アイルランド留学、ワーホリだけではなく、全ての語学留学、ワーキングホリデーで当てはまる事かな…と思います。

留学の失敗は、大きく分けて二つあり
・思ったより英語が伸びなかった
・想像していたものと違った
です。

英語の習得時間のブログは前回書いているので、今回は「想像していたものと違った」についてです。
今回のブログは少し消極的な内容かもしれないですが、私が留学する時は下記の事を事前に知りたかったと思っています。また今留学されている方で、悩みがある方も多いと思います。現在アイルランドやイギリスに滞在されている方から、下記の事を相談もされています。悩んでいるのは自分だけではないと言う事を知るだけでもすっきりするかなと思ったのと、一定数の要望があったのでブログにする事にしました。

私がお電話のご相談をするときに必ず聞くのが、「アイルランドのイメージって何かありますか?」です。

大体の回答が、
・イギリスの近く
・寒い所?
・自然が多い
・ウィスキー、ギネス
・アイリッシュミュージック
・ケルト文化
等です。
「寒い所」以外はその通りです。寒い所は、アイスランドと混ざっているのかな?と思いますが、アイルランドは氷点下になる事は少なく、ドイツやポーランドの方が寒いです。

アイルランドの魅力を言い出すときりがないですし、1個に絞れないのですが私がアイルランドが好きな理由の一つが、「自然が多くてのんびりしている所」です。アイルランドは首都のダブリンも、わりとゆったりとした時間が流れています。これは私が思うアイルランドの魅力です。つまり、ロンドンや東京等の大都会をイメージしてアイルランドに来ると、思ってたのと違ったとなります。ロンドンにはロンドンの魅力があり、アイルランドにはアイルランドの魅力があります。私はアイルランドでもイギリスでも地方に住んでいるので、ロンドンやダブリンから自宅に帰ると田舎具合がホッとします。これは、日本一時帰国中から自宅に帰ってもホッとします。一番大切なのは、留学される方がどうしたいのかが重要です。

この思っていたのと違ったと言うのは、生活の至る所で発生しますが留学生と話していて感じたギャップは下記の通りです。

・ホームステイが想像していたのと違った
・学校が想像していたのと違った
・友達が全然出来ない
・毎日家と仕事(学校)の往復になっている
・海外に住むのが憧れだったけど、思ってたのと違った
・毎日何したらいいのか分からない
・キラキラした生活になると思っていた
等が多い回答でした。下の3つは環境についてなので、まとめて説明して行こうと思いますが、このギャップや想像と違ったと言うのが多ければ多いほど不満が募ります。

ホームステイが想像していたのと違った
皆さんが想像しているホームステイはどういうイメージですか?
毎日手作りの食事が出て、Welcomeでたくさん話しかけてくれる。と思っている方も居れば、覚悟を持って渡航される方も居ます

以前ブログで「ホームステイって大変?」という記事を書きましたが、このブログではホームステイのトラブルについて書いています。また別のブログで「ホストファミリーがオススメな理由」も書いているので気になる方はご覧ください。

アイルランドのホームステイは、他の国と比べると親切な方が多い傾向です。
また、ホストマザーまたはホストファザーのどちらかもしくは両方がアイルランド人である可能性が高く、アイルランドについて教えて貰えることも多いです。

ただこれはあくまでも自分から話しかけた場合です。私が話を聞いたり、自分の経験上でも親切な方が多いです。ホストファミリーと仲良くなり、継続的に連絡を取り続けている方もいれば、ホストファミリーが終わったら、関係も終わってしまう方もいます。また、何を話していいのか分からなくて、会話が続かないという事も聞きます。ホストファミリー自ら、学生に積極的に話しかけるという事はあまり聞かないです。双方が歩み寄らないと、ホストファミリーと仲良くなることはないです。
積極的に話しているうちに、ホストファミリーからも話しかけてきたり、共通の趣味があったり、何かしら仲良くなるきっかけがあり、関係が築き上げられます。
日本でも同じですが、同じ空間で生活しているだけで仲良くなることはありません

食事についても不満を言われる方が多く、冷凍食品だったり野菜が出てこなかったりします。
私の感覚だと、皆さんが思っている「野菜」は、生野菜のサラダの事や緑の野菜を指しているのかなと感じていますが、アイルランドで生野菜のサラダ緑の野菜が毎日出てくる家庭は少ないです。

アイルランドだけに限らず、海外の食事は日本食と比べるとジャンクフードのような胃が重たくなるような食事が多い傾向です。

私がアイルランドでシェアハウスに住んでいた時、アイルランド人が二人とイギリス人の4人でシェアハウスをしていたのですが、私が作る食事についてよく質問をしてきました(笑)何の魚を食べているのか、毎日何を作っているのか興味深かったそうです。

ある日、彼女たちにアイルランド料理は食べないの?って聞かれたことがありますが、「私の胃は日本仕様なので毎日アイルランド料理は重たすぎるから食べれないよ。」って話をしていましたが、今イングランドで生活をしていても同じことを聞かれましたし、何言ってんの?て顔をしていました🤣

彼女達が何を食べていたかと言うと、フィッシュ&チップス、ピザ、オニオンリング、ポテトワッフル、パスタ、チリソースを使ったご飯、ひき肉やチキンを使った料理、オーブンに入れて済む食事が多かった気がします。私も毎日見ていたわけではないですが、99%と言って良いほど、オーブンの中にポテトか揚げ物はありました。

留学エージェントのお仕事を始める時に、アイルランドでの食生活アンケートを行っていますが大きな違いはないですが、お料理が好きな人もたくさんいて色々なご飯を作ります。
しかし、日本のようにレパートリーが豊富な方はどちらかと言えば少数派かなと言う印象です。

これが、ホームステイでのギャップ「ホストファミリーとの関係制」と「ホストファミリーとの食事」です。

次に学校が想像していたのと違ったについてです。
アイルランドの語学学校は、入学前に英語のレベル分けてテストを行う事が多いです。
学校により異なりますが、レベル分けは5段階~9段階に分けられていることが多く、授業は全て英語で行われます。

日本のように席に座って授業を聞くと言うよりは、席に座って授業に参加するイメージです。
ある程度同じレベルの学生さんと同じクラスになるので、大きな英語力の差は基本的にはありません。
新しく入ってきたばかりの生徒さんや発言回数が少ない生徒さんに積極的に発言を増やしてくれる先生も居ます。しかし、日本人は他の国の方と比べると発言するのが苦手な方が多く、日本人の感覚だと会話を遮る勢いで話さないと発言回数がなく終わってしまう方も居ます😱授業に参加し続けると、ある程度英語を話すことに抵抗はなくなりますし、3カ月もすると英語に慣れてきますが、語学学校に通うだけで英語話せるようになる事はないと思って頂いた方が無難です。また、授業の中では中学校や高校で習ったような英語を勉強することもあります。そのため、思っていたのと違うと思われる方もいます。

次に友達が全然出来ないについてです。
皆さんの友達の定義はなんですか?例えば、
インスタやTik Tokをお互いフォローしていたら友達ですか?
道端ですれ違い、少し会話する人は友達ですか?
一緒にパブやカフェ等に行ったり、一緒に買い物する人は友達ですか?
フラットメイトと一緒に食事をする場合は友達ですか?
クラスメイトと休憩時間にお話しする中だと友達ですか?
旅行を一緒にするのが友達ですか?
職場の人と遊びに行かないけど、仲良く働いたら友達ですか?

友達の定義は人によって違うかもしれませんが、私の感覚や留学生のお話を聞いていて、私が感じる友達は、予定を合わせて何かしらの行動を一緒にする方を友達と呼んでいる人が多いかなと思っています。

語学学校に行くとたくさんの人と知り合います。学校で行われているアクティビティに参加すると友達も作りやすい雰囲気にあります。これもホストファミリーと同じで、積極的に自分から話しかけないといけないですし、そこに居るだけでは友達は作りにくいです。相手の事を知ろうとする必要があります。

私がアイルランドに来た当初に年配の方から「何歳なの?」と聞かれたことがあります。当時は全然英語が分からないし、年配の女性に年齢を聞くのは失礼だと思ったので、答えただけだったのですが、その時に「相手に聞かれているのに、聞き返さないのは失礼よ」と言われたことがありました。

その時に私は、「あ、そうなのか。」と思い、会話に困ったら相手に聞かれたことは、そのまま聞き返すという事をしていました。会話は大したことないですが、そこから共通の趣味が見つかったり、ひょんな事から盛り上がったりします。

人により異なると思いますが、私はどちらかというと友達作りには消極的ですが、フットワークは軽いです。自分から誘う事はあまりないですが、誘われたら断る事は基本しないです。飲みに行こうと言われたら、急だったとしても予定がなければ行くことが多いです。「今日は疲れたから家に居たい」みたいな事はあまりないかもしれません(笑)

国が違うと文化も違えば習慣も違う事がありますが、根底にある常識や人間関係については世界共通だと思っています。例えば、健康的な食事をした方がいいと言うのは当たり前ですが、何が健康的なのかは国により異なります。

人間関係も同じで、相手に失礼な態度を取ってはいけないというのは当たり前ですが、失礼な態度は国によって異なる場合があります。

学生の時より社会人になってからの方が新しい友達を作るのは難しいなと私は感じる事が多いですが、語学学校は「英語が話せるようになりたい」という共通の目的があるので、友達が出来やすい環境にあります。机の上で勉強しているよりも、英語を使っていた方が案外伸びたりします。語学学校に通っているだけでは友達は出来ないので、積極的に話しかけたり遊びに行くようにするといいかなと思います。

次の毎日家と仕事(学校)の往復になっているについてですが、日本で社会人として働いている方も、学生として学校に通っている方も家と仕事(学校)の往復になっている方は一定数いると思います。
海外留学すると、「外国人の友達に囲まれて、毎日オシャレなお店で… 」と想像されている方もいるかもしれないです。現実は、毎日オシャレなお店で食事やお茶をしていたら経済的に苦しくなると思います。アイルランドやイギリスでオシャレなカフェでケーキやドリンクを頼むと€10、約¥1,500はすぐになくなります。パブで1杯飲むのに、€6~8前後で¥900~¥1,200です。ビールが飲めないからカクテルにしたら、€13前後で約¥1950です。アイルランドに到着した直後は楽しみたい気持ちが大きいので皆さん行かれますが、2カ月、3カ月経過しても毎日生き続けている人は少数派です。
現在アイルランドもしくはイギリスに留学されている方のお話を聞いていると、観光気分は長くても3カ月位でそれ以降は日常になります。
家と仕事(学校)の往復がつまらないけど、お金のかからない遊びを覚えると刺激になります。散歩に行くとかジムに行くとか手段はたくさんあります。日本と比べるとアイルランド、イギリスのジムは安いので新しいことに挑戦するのは素敵な事だと思います。私は最近やっとジムに通いだしましたが、今まで完全在宅勤務だったので、家と仕事の往復どころか、完全なる引きこもり化としていましたが、ジムに行くことによって刺激になってます。だらだら仕事をしていた日もありましたが、目的があると時間通りに終わろうと努力します。人間はある程度日光と適度な運動が必要だったんだなと再認識もしました。文句を言っても行動しないと変わらないので、小さな発見や何か好きな事を見つけるといいのかなと思います。

最後が環境についてです。
私もそうでしたが、アイルランド留学される方の中にはヨーロッパに憧れて居る方が多いです。
可愛い街に教会や大聖堂があって、テレビの中で見た暖炉があるお家に住める!と思っている方も居るかもしれないです。

初めの1カ月はどこに行っても、全てが新鮮で凄いキラキラした世界に来たと私は思っていました。しかし、3カ月位すると毎日の生活にも慣れて、憧れていた街並みや可愛らしいお家が気づいたら当たり前になってました。

弊社にお申込みされる方は、「Dublin」「Cork」「Galway」「Killarney」に行かれる方が多いですが、まず皆さんが悩むのがどこの地域に行くのかです。
冒頭でも書きましたが、「アイルランドはのんびりとした国」です。北海道とほぼ同じ大きさで、人口もほぼ同じで約500万人です。「日本の首都だとどこですが?」と聞かれますが、すくならず日本3大都市と比較したら日本の方が規模が大きいです。

日本に居るとあまり海外の情報が入ってこないので、勘違いされる方が多いですが、日本は皆さんが思っているよりずっと大きな国です。日本の人口は1.2億人ですが、ヨーロッパの国で人口が1億人を超えている国はありません。ヨーロッパの国で日本より大きな国は、ウクライナ・フランス・スペイン・スウェーデンの4ヶ国のみです。日本は小さな島国ではないのです。

現在の人口は約80億人と言われていますが、人口が多い順ランキングがあり、それによると東京が1位で37,274,000人です。10位まではヨーロッパの国が入っていません。事実として、日本は大都会で大きな国としてまずは認識するのが大切です。

1TokyoJapan37,274,000
2Del­hiIndia32,065,760
3Shang­haiChi­na28,516,904
4Dha­kaBangladesh22,478,116
5Sao PauloBrazil22,429,800
6Mex­i­co CityMex­i­co22,085,140
7CairoEgypt21,750,020
8Bei­jingChi­na21,333,332
9Mum­baiIndia20,961,472
10Osa­kaJapan19,059,856
参考URL:10 Largest Cities In The World — WorldAtlas

それに比べてアイルランドは人口が約500万人で、日本と比べる忙しいと感じることが少ないですし、ゆっくり生活が出来るのが魅力です。

少し前に一時帰国していた生徒さんに、「日本は選択肢があり過ぎて疲れました」と連絡がありました。選択するべきことがたくさんあり過ぎて、訳が分からないと思うことがあります。
スーパー行くの一つ、医療保険を選択するのも、どこのジムに行くのかも、どこの会社で働くのか、どこの学校に行くのかも選択肢が多いです。
選択肢が多いことは、色々な事に挑戦出来たり、選べるという面では良いですが、選択肢が多いと疲れてしまうというデメリットもあります。アイルランドは、日本と比べると選択肢が少ないのも魅力の一つです。

チラホラ聞かれるのが、「アイルランドってする事ないですよね?」について😱笑
どれだけ私がアイルランドの説明を出来る限り現実的に伝えるように努力をしても、「聞いていたのと違う」は必ず起きてしまいます。

皆さんが「留学先でしたい事はなんですか?」
カフェが巡りが好きな方は、アイルランドでも楽しめると思います。
パブやお酒が好きな方も、アイルランドで楽しめると思います。
ヨーロッパ圏で英語が勉強したい方も、自然が綺麗な国で生活したい方も、仕事に疲れたからのんびりしたい方も、視野を広げたい方も、アイルランドは楽しめると思います。

一通りのことはアイルランドで行えるし、綺麗な場所も皆さんが想像するヨーロッパらしい場所もあります。それを楽しめるかどうかは結局の所本人次第です。

先日、日本の企業の方と打合せをしていたのですが、「アイルランドってどうなんですか?」という大雑把な質問をされました(笑)色々アイルランドの話をしていたのですが、その方は「日本は贅沢になり過ぎてしまったんだね」と仰っていましたが、この言葉に私は凄いしっくりきました。

謎の停電や水道が使えない事が1年に1回位はある気がしますし、地方に住んでいると天気が凄く悪い日は電波障害も起きます。スーパー行ったときは、なぜか食品が棚になかったり、車にナビがついてない方が多かったり、病院にスムーズに行けない事もあります。私の場合は、自分でどうにも出来ない事に関しては、基本的に疑問を持たず受け入るので、比較的日常生活にも人に対しても不満がないです。アイルランド(海外)に来て良かったと思う事の一つに、「見ないようにする」という技術を手に入れた事でスルースキルを身に着けました(笑)

日本で生活していても、不満があるはずです。留学すると今度は違う不満が出てきます。どこの国に行っても、「思っていたのと違った」は起きてしまいますが、それを楽しめる事が出来たらどこに行っても楽しく生活は出来ます。しかし渡航前に「等身大の国」を知れば、思っていたのと違ったは減らすことが出来ます。私を含めて留学エージェントで働いている方は、留学経験をされている方が多いです。なので、留学のデメリットや苦労した事などを聞いてみるのがオススメです。

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